覚醒剤
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脳内はどうなってる?

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覚醒剤(かくせいざい)とは、狭義には覚せい剤取締法で規制されている薬物であり、規制対象としての覚醒剤は「覚せい剤」と記載される。広義には脳内を刺激させる中枢神経刺激薬である。中枢神経刺激薬は、脳神経系に作用して心身の働きを一時的に活性化する働きを持つ広義の向精神薬の一種で、ドーパミン作動性に作用するため、中毒症状は統合失調症に酷似しており、嗜癖依存に誘発された精神病は、重篤になりやすい。
目次

1 概要

2 俗称

3 薬理作用

4 副作用

5 歴史

6 法規制

7 流通

8 海外の状況

9 関連項目

10 参考文献

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概要

覚せい剤取締法で規制されている薬物として、フェニルアミノプロパン(アンフェタミン)、フェニルメチルアミノプロパン(メタンフェタミン)、及びその塩類やそれらを含有するものがある(後述の法規制に詳しい)。これらは、一般に、数度の使用によって強い嗜好性が生じ、習慣性の依存状態となりやすい。日本では他の麻薬と区別され、所持、製造、摂取が厳しく規制されている。本項では便宜的に、同法による規制の対象となる薬物を「覚せい剤」、広義の中枢神経刺激薬を「覚醒剤」と表記して区別する。

覚せい剤取締法の規制には含まれない中枢神経刺激薬としてはメチルフェニデートコカインMDMAなどがある。これらは麻薬及び向精神薬取締法により規制対象となっている。特にコカインとMDMAは麻薬として、強い規制を受ける。メチルフェニデートは向精神薬に分類される。

カフェイン作用副作用も穏やかで普遍的に存在する事もあり、食品としての摂取や所持に関しては規制はされていない。しかし、カフェイン単体では低致死量であるなどの理由により、その抽出物は薬事法で劇薬に指定されている。これを調剤したものは医薬品に該当する。中毒性の存在も知られており、カフェインも含めて禁忌する人も見られる。


俗称

一般に「覚せい剤」といった場合メタンフェタミンを指すことが多く、商品名ヒロポン大日本住友製薬商標。俗に“ポン”とも)、スピード(speedから“エス”とも)、シャブ、冷たいものなどとも呼ばれる。「シャブ」の由来は、「アンプルの水溶液を振るとシャブシャブという音がしたから」という説や、英語のshave(削る、薄くそぐ)から来たと言われている。「骨までシャブる」から来たという説もある(自嘲的、もしくは密売者が使用者を蔑視してつけた表現と考えられる)。又、関西の末端の密売現場では「シナモン」(品物。≠シナモン)、警察など捜査機関では「パケ」(パケット。ビニールの小袋に小分けされている為)と呼ばれている。中毒者は「ポン中」「シャブ中」などと呼称される。


薬理作用

アンフェタミン、メタンフェタミン、コカイン、メチルフェニデートなどは、脳内報酬系としても知られる、腹側被蓋野から大脳皮質と辺縁系に投射するドパミン作動性神経のシナプス前終末からのドパミン放出を促進しながら再取り込みをブロックすることで、特に側座核内のA10神経付近にドパミンの過剰な充溢を起こし、覚醒作用やの気分を生じさせる。それに対してカフェインは脳幹への刺激効果が強いとされる。

MDMAはこれらの作用に加え、セロトニンの放出を起こす。

メチルフェニデートの塩酸塩である塩酸メチルフェニデートは注意欠陥多動性障害(ADHD)やナルコレプシーに対して処方される。しかし作用機序がメタンフェタミンと類似しているものの、他の覚せい剤や麻薬と比較して規制が緩いため乱用目的で入手・使用する者もいる。

カフェインは眠気覚ましとして広く利用されている。コカインは局所麻酔薬として使用されることもある。

MDMA,MDEA等は経口的に摂取される。

覚せい剤の主な摂取方法は以下のとおりである。

注射器を使用する。経静脈的に摂取する方法が広く行われているが、臀部などへの皮下注射も行われる。

結晶をアルミホイルなどに載せて下からライターなどで焙り、昇華したものを経鼻的に鼻粘膜から摂取。もしくは喫煙同様経口的に肺から摂取。(炙り) 

粉末にしたものや水溶液を用いて直腸、膣などの粘膜から摂取する。

飲み物などに混ぜて経口的に服用する。

微粒状にした結晶を鼻から吸引し鼻粘膜から摂取する。(スニッフィング)

ほとんどの常用者において、摂取方法はほぼ固定されているのが普通である。注射で摂取する者はほぼ毎回注射するのであり、一方では、長年の使用者でも注射器は使用したことが無いという者も少なくない。

連用すると耐性を生じ、摂取量が漸増することもあるが、その逆に、生体が記憶するのか、少量で効果が得られるようになることもある(逆耐性)。覚せい剤の耐性は一定期間使用しないでいると解消する。長期連用者のなかには少量を摂取して楽しむ方法に落ち着くものもいる。

カフェインは比較的依存性が低いとされているが、長期連用することによりカフェイン禁断性頭痛などの離脱症状を起こすことが知られている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen