西方寺
西方寺新本堂
所在地宮城県仙台市青葉区大倉字上下1
位置 ⇒北緯38度21分49秒
東経140度40分05秒
山号極楽山
宗派浄土宗
本尊阿弥陀如来
創建年1706年(宝永3年)
開基観蓮社良念
正式名極楽山 西方寺
別称定義如来、定義山、定義
表・話・編・歴
西方寺(さいほうじ)は、宮城県仙台市青葉区大倉字上下にある浄土宗の寺院。山号は極楽山。本尊は阿弥陀如来画像軸。観蓮社良念により開基された。正式名称で呼ばれることはまれで、一般に「定義」(じょうげ)と呼ばれる。
目次
1 名称
2 概要
3 縁起・歴史
4 施設
5 周辺
6 アクセス
7 関連項目
8 外部リンク
//
一般に同寺は「定義如来」や「定義山」、あるいは親しみを込めて「定義さん」と呼ばれる。また、門前町を含めた周辺一帯は「定義」と呼ばれる。仙台市民が、正式名称の西方寺や正式山号の極楽山と呼ぶことは非常にまれ。
仙台弁の発音特性から、「定義」は「じょうぎ」ではなく「じょうげ」と発音し、住所の小字も「上下」(じょうげ)であるが、県や市の観光案内や道路の案内標識では共通語・標準語の発音を用いるため「じょうぎ」 (Jogi/Johgi) と記載されている(仙台弁#仙台弁の地名・固有名詞参照)。そのため、テレビやラジオで当地を指す時や、県外の人に紹介する際には毎回混乱し、テレビで「じょうぎ」と発音すると必ずといっていいほど読み方訂正の投書がある。
同寺は、奥羽山脈の東側、船形山系と泉ヶ岳の山裾の、大倉ダムより上流の大倉川沿いにある。明らかな山奥にあるものの、古くから参詣者を集めていた。現在、仙台では仙台四郎・仙台幸子とともに流行り神の1つであり、週末の無料駐車場は混み合い、門前町の名物「三角油揚げ」にも行列が出来る。門前町には民宿も4軒ある。
観光コンテンツは、西方寺、縁結びや安産のご利益、平家落人伝説、門前町の名物「三角油揚げ」、定義こけしなどの土産物屋であり、若いカップルのデートコースとして、またはファミリー層のドライブコースの目的地の1つとして人気がある。
周辺は豪雪地帯であり、昭和期に定義山スキー場もあったが既に閉場。現在はオフロードを中心としたモータースポーツ施設が点在し、ラリーアートがパリダカに向けて合宿を行ったこともある。また、アウトドア施設では芋煮会シーズンには混みあう。周辺には古くからの集落のほかに、引揚者の開拓地らしき地区もあるが詳細は不明。
なお、同寺には「浄土くん」という名の公式キャラクターがおり、平面看板や立体人形として諸所に設置されている。
当寺には、肥後守・平貞能(たいらのさだよし)が、壇ノ浦の戦い後に当地に隠れ住んだとされる平家落人伝説が残る。貞能が安徳天皇と平氏一門の冥福を祈って阿弥陀如来を安置し、また改名して「定義」(さだよし)と名乗ったことに起縁して、当地では阿弥陀如来を定義如来と称し、当地もまた定義(じょうげ)と呼ばれるようになった。
当寺によると、1198年(建久9年)7月7日に貞能が60歳で亡くなり、従臣達が遺言に従って墓上に小堂を建て、阿弥陀如来の宝軸を安置したという。
1706年(宝永3年)、早坂源兵衛が出家して観蓮社良念と称し、「極楽山 西方寺」として当寺を創立した。
1986年(昭和61年)10月6日に、青森ヒバのみを用いて、宮城県初の五重塔が当寺に落慶した。
全ての施設は無料。
旧本堂地区
山門(昭和6年建立)
御廟(貞能堂):現御廟(昭和2年)は旧御廟の鞘堂。