西夏文字
類型:表語文字
言語:タングート語
発明者:不明(野利仁栄?)
時期:1036年-1500年頃
親の文字体系:人工文字
西夏文字
Unicode範囲:割り当てなし ( ⇒提案中)
西夏文字(せいかもじ) は、西夏王朝(1032年〜1227年)初代皇帝李元昊の時代に制定された文字。
長らく未解読であったが、日本の西田龍雄によってほぼ解読がなされた。
漢字と、それを作った漢族を強く意識して作成されており、中国人を表す「漢人」に当たる文字は「小偏に虫」という文字で表記される。
今昔文字鏡に登録されている。
目次
1 概要
2 特徴
3 歴史
4 外部リンク
//
6,000文字ほどの文字数を持ち、冠や偏・旁等漢字に似た構造を持つ。基本的に一字一音節である。
漢字とは異なり象形文字起源ではないため、各構成要素がどのような起源で作られたのかは定かではなく、要素のあらわす意味が全て解明されている訳ではない。字全体での意味は判っていても、なぜその要素を使用しているのか不明の文字も多い。
契丹文字の一部の字形と近い要素も存在するが、関連は明らかにされていない。
2008年1月時点ではUnicodeには含まれないが、拡張領域である追加多言語面のU+17000 - 1810Fに追加することが提案されている。
六書で言うところの「会意」で構成されている文字が比較的多い。例) 「鉄冠」に「細い」で「針」、「木冠」に「細い」で「とげ」、等
また、(西夏人の思想で)近い概念の文字には近い字形が使用される。例) 「頭」の旁を「先」に置き換えて「始」、「頭」の偏を「顔」の偏と置き換えると「額」、等
漢字とは別のシステムで造字されているため、部首のカテゴリは漢字とは異なる。例) 「鈴」は漢字では金偏だが、西夏文字では音偏
歴史
1036年(大慶元年)に公布されたとされる。皇帝が野利仁栄に命じて作らせたとされ、およそ6,000文字がほぼ一斉に公布されたと思われる。
1227年(宝義二年)に西夏王朝は滅亡するが、西夏文字はその後も一部で使用されつづけた。最も新しい使用例としては、弘治十五年(1502年)の記年のある西夏文字が記された石幢がある。
外部リンク
⇒インターネット西夏学会
⇒西夏文?料(?文)
カテゴリ: 表語文字 | 西夏 | アジアの文字 | Unicodeに存在しない文字
更新日時:2008年4月12日(土)12:08
取得日時:2008/07/26 14:53