表彰(ひょうしょう、commendation)とは、善行・功労・成果などを表に彰にする(公に明らかにする)とともに、被表彰者の功績及び実績に対して褒め称えることをいう。広義の意味では国家が功労者に対して位階勲等、爵位、勲章や褒章などを授与する栄典も含めるが、社会的には栄典と表彰とは明確に区別されている。主な表彰を授与する主体としては、国及び地方公共団体、企業、公益法人、学会などである。類似語として顕彰、褒彰などがある。また、賞は表彰の1種である。
目次
1 表彰の種類
2 履歴における賞罰の表記
3 表彰要件
4 表彰の意義
4.1 表彰に指摘される問題点
5 国の表彰(日本の例)
5.1 国務大臣表彰
5.2 長官表彰
5.3 その他
5.4 署長表彰
5.5 特別の機関
6 地方公共団体の表彰(日本の例)
6.1 知事表彰
6.2 その他の表彰
6.3 総監表彰
6.4 都道府県部長・課長表彰
6.5 市町村表彰
6.6 署長表彰
6.7 団長表彰
7 表彰祝い
8 関連項目
//
実際に表彰が行われる主な例としては、救助や献血など特定の善行に対する表彰、社会的な活動に対する功労に対する表彰、著作・美術品・詩歌などのうち優秀な作品及び作者への表彰、或いはコンクールやコンテスト、コンペ、オリンピック、パラリンピックその他の大会での入賞などがあり、表彰の方法としては、表彰式(授賞式など)において表彰機関が被表彰者を直接表彰するのではなく、下部機関ないし外部機関に表彰状の授与を代行させる場合、表彰式ではなく伝達式というのが一般的である。
表彰は基本的に表彰状(または賞状、顕彰状、褒状など)の授与或いは感謝状を贈呈することにより行われる。表彰によっては杯、表彰旗・優勝旗、優勝冠または月桂冠、チャンピオンベルト、表彰楯、竿頭綬または表彰綬、賞牌、記章(栄章(表彰記章)又は記念章)または称号(名誉学位、爵位、タイトルを含む)、記念品、副賞、賞金(懸賞金、など)などが授与されるものもある。(戦前の日本軍では感状などの授与も行われた)
具体的な表彰の種類としては、次の通り、類型化できる。
公益増進に対する国及び都道府県、市町村・公益法人などによる表彰
学術・芸術などの業績や成果に対する表彰
企業・団体による、その企業・団体の目指す目標達成及び利益増進に対する表彰
求人への応募に際して提出する履歴書では、表記事項として賞罰欄のあるものもある。現在では賞罰を記さない場合も多いが、特に賞罰を記す必要がある場合、表彰や賞については、主に公の表彰や賞について、国や都道府県など代表的なものを表記するのが通例である。懲戒処分や刑罰なども率直に表記しなければ虚偽とされるように、受けた表彰も率直に表記した方がよいとされる。 表彰とは、本稿冒頭にもあるように多種多様な種類がある。表彰と賞の違いに代表されるように、その名称により表彰を受けた場合の正確な表記も微妙に異なる。以下に、表彰の種類とそれぞれの相違点を比較しながら概説したい。
表彰と賞、顕彰の相違点
通常、表彰とは社会的に評価される行為或いは活動、特定の集団または組織において能力や実績、労苦に対して激励するとともに周囲の模範として知らしめる意味を持つ。
顕彰とは、故人の偉勲や遺功をたたえるため、後進の人々が称えること、或いは殉職者に対する表彰など、通常の表彰よりも重い意味を持つ場合に用いられることが多い。生存者に対しても顕彰と用いることもある。
賞とは、主にコンテスト、コンクール、コンペなど競技の伴う大会や行事において、優秀な成績を挙げた者に授与されるのが一般的であるが、その他の表彰と明確な区別がなく混同されて使用されることも少なくない。
表彰と賞の相違については、必ずしも明確な区分がない場合も多いが、公的機関の表彰の場合、例えば内閣総理大臣表彰と内閣総理大臣賞が同一でないように、表記は厳密に区別される場合もある。
表彰状と褒状・顕彰状、賞状・感謝状の相違点
章記は表彰記章等の伴う表彰を授与・贈呈をする際に書状のこと(栄典では、叙位には位記、叙勲には勲記、褒章受章には褒章の記が授与される)。
学位記とは、本来、学位を授与する証書のことであるが、表彰では名誉学位の贈呈の際に贈られる書状のこと。
称号記は称号の伴う表彰をする際に授与・贈呈をする際に授与される書状のこと。
表彰状は公的機関や企業・法人が職員や社員など部内関係者の労苦や功績・実績を讃える場合に授与される書状のこと。
褒状及び顕彰状、褒彰状は、表彰状と同義であるが、殉職者や他界した功労者の遺業を表彰する場合、特に功績が顕著な場合に用いる書状のこと。