蛍光灯(けいこうとう)または蛍光ランプ (fluorescent lamp) 、蛍光管(けいこうかん)は、放電で発生する紫外線を蛍光体に当て可視光線に変換する光源である。「蛍光灯」と呼ぶ場合は蛍光灯器具をさすこともある。
最も広く使われているのは、電極をガラス管内に置き(内部電極型)、低圧水銀蒸気中のグロー放電による253.7 nm線を使うものである。
目次
1 用途
2 歴史
3 構造
4 点灯の仕組み
5 始動方式
5.1 スタータ式
5.2 ラピッドスタート式
5.3 インバーター式
6 安定器の種類
6.1 磁気安定器
6.2 電子安定器
7 蛍光ランプと蛍光灯器具の規格
7.1 形の種類
7.2 蛍光灯の点灯方式や省エネタイプ管の互換性
7.3 周波数による制限
8 特殊な種類
9 光源色の種類
9.1 色温度の種類
9.2 演色性の種類
10 明るさ
11 寿命
11.1 外見の変化
11.2 器具の寿命
12 廃棄
13 過去の蛍光灯
14 主な蛍光灯ブランド
15 言葉
16 電球形蛍光ランプ
17 外部リンク
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用途
天井照明シーリングやペンダントなどのタイプがある。72W以上の物はほとんどがインバーターの商品である。ワット数が低い物の場合は、磁気安定器式の器具も市場に出回っている。また、安定器式の製品でも電子スタータを採用し、グロー管がないものも多くなっている。
スポット照明(電気スタンドなど)電気スタンドはインバータ式が多い。
懐中電灯乾電池の電流を昇圧し、携帯できる。
液晶パネルのバックライト非常に細いタイプが使われている。
歴史
1856年にドイツのガラス工(後に物理学者)であったハインリッヒ・ガイスラーによってつくられたガイスラー管は、蛍光灯の起源と考えられている。低圧の気体を封入したガラス管の中に二つの電極を置き、電極間に誘導コイルによって高電圧を加えると、放電による気体の発光が観測される。
1859年、フランスの物理学者、アレクサンドル・エドモン・ベクレルは、蛍光、燐光、放射能の研究の際に蛍光性ガスを管のなかに封入することを考案した。
1893年、シカゴ万国博覧会ではアメリカ・イリノイ州のパビリオンが、ニコラ・テスラによる蛍光灯を紹介した。
1894年、アメリカの発明家、ダニエル・マクファーレン・ムーアは、ムーアランプを発明した。このランプは市販用であり、彼の上司だったトーマス・エジソンが発明した白熱電球と販売を競う目的でつくられた。使われたガスは窒素と二酸化炭素であり、それぞれピンク色と白色の光を放ち、商業的にそこそこ成功した。
1901年、アメリカの電気技術者、ピーター・クーパー・ヒューイットは、水銀灯のデモンストレーションを行った。青緑色に光る水銀灯は、照明としての実用性は低かったが、現代の蛍光灯に非常に近かった。白熱電球よりも光の波長は短かかったが、効率は高かったため、写真撮影など特別な用途に使われた。
1926年、ドイツの発明家、エトムント・ゲルマーのグループは、管内の圧力を上げ、蛍光粉末で覆うことで、放たれた紫外線を均一な白い光に変換することを提案した。この発見によってゲルマーは一般に蛍光灯の発明者と認められた。
その後、アメリカの電機メーカーであるゼネラル・エレクトリックは、ゲルマーの特許を購入し、ジョージ・インマンの指導のもとで、1938年に蛍光灯を発売した。