蔵人頭(くろうどのとう)とは、令外官の役職で、蔵人所の実質的な長。(長官は他に「別当」と呼んで大臣が兼任していた。)定員は2名。天皇の秘書的役割を果たし、極秘文書や訴訟を司る。なお、通常、四位の者が補任されるが、官位相当は無い。
大同5年(810年)、蔵人所の設置に伴い、初代の蔵人頭に藤原冬嗣と巨勢野足が任命された。冬嗣のその後の出世に伴い、以後参議に欠員が出た場合、蔵人頭が即参議に就任するようになり、公卿への昇進への登竜門ともいえる役職となった。また、蔵人頭は殿上における席次も、上の位階の殿上人よりも上座とされ、首席に座を占めることになっていた。其の事から「貫主」(かんず)とも呼ばれた。
後には、武官である近衛中将と、文官である弁官の中弁から1名ずつ選ばれることが多く、それぞれ、「頭中将(とうのちゅうじょう)」、「頭弁(とうのべん)」という特別な呼称が用いられた。
関連項目
日本の官制
(P:歴史/P:歴史学/PJ日本史)。
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更新日時:2008年7月17日(木)07:55
取得日時:2008/08/03 01:41