蒼頡(そうけつ, 倉頡とも。ピンイン:C?ng Jie)は、漢字を発明したとされる古代中国の伝説上の人物。
伝説によれば、蒼頡は黄帝に仕える史官であった。それまで中国の人々は、インカ帝国のキープのような縄の結び目を記録に用いていたが、蒼頡は鳥や獣の足跡の形によって元の動物を推測できることから、文字によって概念を表現できることに気付いたという。
戦国時代には蒼頡の伝説は既に一般化していた。淮南子には「蒼頡が文字を作ったとき、天は粟を降らせ、鬼は夜に泣いた」と記されている。また説文解字は、「蒼頡ははじめに作った文字はみな象形文字であり、これを「文」と呼ぶ。その後に形声文字が作られ、これを「字」と呼ぶ」としている。
また肖像画では、蒼頡は目が四つある人物として描かれており、これは蒼頡の優れた観察力を表現したものといわれる。中国でほかに帝舜と項羽も四つの目をもつ人物として描かれる。
現在では、蒼頡の伝説は漢字を改良した実在の人物をモデルとしている可能性はあるにせよ、漢字は単一の人物によって創造されたものではないと考えられている。
倉頡輸入法は蒼頡にちなんで名付けられた、主に台湾で用いられている漢字入力の方式である。 カテゴリ: 中国史の人物
更新日時:2008年4月7日(月)22:01
取得日時:2008/11/15 12:53