葉巻きタバコ(はまきたばこ)はタバコの形態の一種。日本では単に「葉巻」と呼称されることが多い。近年、英語の「シガー(cigar)」という呼び名も用いられる。
目次
1 概要
2 種類
3 構造
3.1 シガーラベルとバンド
4 吸い方・楽しみ方
4.1 方法
4.2 味
5 管理
6 葉巻きの形状
6.1 Parejo
6.2 Figurado
7 主な葉巻の銘柄
7.1 キューバ産
7.2 ドミニカ産
7.3 その他の地域 ホンジュラス、中南米他
8 備考
9 葉巻愛好家の著名人
9.1 日本
9.2 海外
10 脚注
11 関連項目
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葉巻タバコは、タバコの葉を筒状に巻いたものである。たばこ加工技術としては最古の部類である。通常、刻みタバコのように葉を細断せず一枚のタバコの葉を巻いたもので、紙巻きタバコのように紙で包まず、フィルターも用いない。また一部のパイプタバコのように香料をつける「着香」はドライシガー以外では基本的に行われない。燃焼時間は標準サイズのプレミアムシガーでおおよそ1時間?1時間30分である。
葉巻きに使用されるタバコ葉は熱帯地域を中心に生産されており、有名なのはキューバ(ハバナ葉)、ドミニカ共和国、フィリピン(マニラ葉)など。他にも、アメリカ合衆国(コネチカット葉、フロリダ葉)、ホンジュラス、ニカラグア、インドネシア(ジャワ葉、スマトラ葉)などの葉がある。
葉巻は、保管に湿度管理を必要とする「プレミアムシガー」と、その必要がない「ドライシガー」に大別される。(同一ブランドであれば)プレミアムシガーはドライシガーより価格が高い。また、プレミアムシガーの中でも機械で巻くマシンメイドシガーに対して、職人が1本1本手で巻いて作るハンドメイドシガーが高級とされる。プレミアムシガーと一部のドライシガーの葉巻きは吸い口部分がラッパーと呼ぶタバコ葉で閉じられており、吸う前に穴をあける必要がある。吸い口を作るために葉巻の端を切る専用の鋏やシガーカッターが、喫煙具として市販されている。あらかじめ吸い口があけられた葉巻の中でも紙巻タバコと同様のサイズのものをミニシガーやシガリロと呼ぶ。ただしシガリロの称範囲は非常に広く、ドライシガー全般や葉巻葉を混ぜ込んだ紙巻きタバコまでを含めることもある。
葉巻は、内側に詰められるフィラー(Filler てん充葉)と呼ばれる葉と、フィラーをまとめるバインダー(Binder 中巻葉、省かれているものもある)と呼ばれる葉、そして外側を巻くラッパー(Wrapper 上巻き葉)と呼ばれる葉で構成される。いずれもタバコの葉だが、産地、栽培方法、熟成方法がそれぞれ異なる場合が多い。紙巻タバコと同じように細かく刻んだ葉をフィラーに使うものを「ショートフィラータイプ」、刻まない一枚(もしくはそれ以上)の葉をフィラーにしたものを「ロングフィラータイプ」と呼ぶ。特殊な例としてはミドルフィラーと呼ばれるラッパーの検品で弾かれた製品を再度まき直した葉巻も存在する。一般にドライシガーは大半がショートフィラー・マシンメイドである。
葉巻ブランドごとに特色のある、シガーラベルとシガーバンドがある。
「シガーラベル」とは、葉巻を封入した箱の裏蓋に貼付された約15×22センチの紙である。当初は簡単な図柄だったが、模造品対策からキューバシガーは、シガーラベルを20色もの多色刷り石版印刷や箔押し加工が行われてた。1920年代以降は、写真製版印刷のラベルが用いられている。古いラベルは美術的な評価が高く、現在では石版印刷の再現が難しいことから骨董品としても珍重されている[1]。
「シガーバンド」は葉巻1つ1つに巻かれている帯で、葉巻のブランドの判る図版が組み込まれている。バンドの本来の目的は、白い手袋や素手がヤニで黄ばむことを避けるためだったが、近年は添付されないシガーもある。なお、喫煙の際にはバンドが添付している物は無理に外すと葉巻きを痛める恐れがあるため、燃焼が進んで糊が柔らかくなってから剥がすことが推奨される。
本来、葉巻は嗜好品である以上、各々が好きなスタイルで楽しめば良い。そもそもルールや決まりごとは存在しないが、一般的な吸い方やノウハウは以下の通りである。 葉巻は、独特のにおいを紫煙とともに発することから、非喫煙者でもこのにおいを好む人もいれば、喫煙者でも葉巻のにおいを忌避する人もいるために喫煙時は配慮が必要とされる。
方法
葉巻の片方の端のキャップをカッターや鋏などで三分の一ほど切り落とし吸い口を作る。
ガスライターか葉巻専用マッチ、シダ片(シガーケースの内張りに用いる木片)などで火をつける。オイルライターや市販のマッチはオイルや硫黄の臭いが強いため用いるべきではない。