茶碗(ちゃわん)とは、元々は磁器で作られた喫茶のための食器。喫茶の普及と共に「茶碗」という言葉も広まり、喫茶用途以外の磁器も指す磁器の代名詞として使われた。江戸時代には、素焼の土器や木椀に代わって磁器の食器が使われるようになり、「飯茶碗(蓋付碗)」、「煎茶碗」などの言葉も生まれた。現代日本では通常、「お茶碗」と言った場合、飯茶碗を指す。
目次
1 概要
2 茶道具としての茶碗
3 名称
4 由来
5 種類
6 関連項目
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茶碗は、その名のとおり茶を飲むための器であり、湯呑み(ゆのみ)とか湯呑茶碗(ゆのみちゃわん)とも呼ばれる。茶器の一つとして中国か朝鮮で生まれて、奈良時代から平安時代をかけて茶と一緒に日本に伝来したと考えられている。 日本ではご飯をよそうための椀を特に ご飯茶碗(ごはんちゃわん) や 茶碗(ちゃわん)、飯碗と呼ぶ。 日本の家庭での茶碗は湯呑茶碗でもご飯茶碗でも、箸と同様に属人器である。古来から多くの家庭で、各人専用の湯呑茶碗とご飯茶碗が定められている。
ヨーロッパでは、茶碗に相当するものはcupと呼ばれるもので、東アジアから喫茶の習慣が伝わった当初は、把手のないカップが主流であったが、次第に把手付きのものが増え、やがてこれが普通となった。英語では把手のないものを tea bowl、把手のあるものをと呼び分ける。Cupはその後更にビュートシェイプ、ピオニーシェイプ、ロンドンシェイプなど様々な形(シェイプ)の変化を生じた。またコーヒー用のカップはcoffe cupと呼ばれるが、紅茶、コーヒー兼用の形もある。ヨーロッパでは茶托に当るものはカップソーサーと呼ばれ、カップと同様の材質、デザインで作られ、カップとセットになっているのが普通。材質は磁器、または?器製が圧倒的に多い。また米飯用の食器はrice bowlと呼ばれる。
日本の茶の湯では、季節や気分に応じて様々な茶碗を用いる。それらは産地や由来、その色形の特徴によって、安土桃山時代の楽茶碗(銘・尼寺、東京国立博物館所蔵)
唐物
天目茶碗、
青磁茶碗
白磁茶碗
高麗物
井戸茶碗、三島
和物
古萩茶碗、唐津茶碗
楽焼茶碗(楽茶碗)
志野茶碗、織部茶碗、瀬戸黒茶碗、黄瀬戸茶碗、伯庵茶碗
などと呼ばれている。個々の茶碗に銘(名前)が付けられたものもある。
茶碗の形状は、碗形のものが多いが、筒形や平形、輪形(玉形)、半筒、端反、沓形などがある。 また、天目形、井戸形のように茶碗の特徴が形状名になっているものもある。 逆にその形状から筒茶碗(つつちゃわん)、平茶碗(ひらちゃわん)等と呼ばれる茶碗もある。筒茶碗は主に冬用、平茶碗は夏用である。 茶に合わせて作られた、煎茶碗、抹茶碗と呼ばれる茶碗もある。
磁器は割れやすい材質なので、現代では食堂など業務用にプラスチック製の茶碗も作られている。
関連項目
飯碗
茶托
茶碗蒸し
高麗茶碗
寺田寅彦(随筆『茶わんの湯』が有名)
入間市博物館(茶道具を多数所蔵。2002年に特別展「こだわりの湯のみ茶碗」を開催。)
などをして下さる協力者を求めています(ポータル 日本/ウィキプロジェクト 日本文化)。
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更新日時:2008年7月13日(日)13:29
取得日時:2008/07/20 08:18