界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 ⇒Magnoliopsida
目:バラ目 ⇒Rosales
科:バラ科 ⇒Rosaceae
亜科:バラ亜科 ⇒Rosoideae
属:イチゴ属 Fragaria
学名
Fragaria L.
和名
イチゴ(苺)
英名
Strawberry
イチゴ(苺、莓、Fragaria)はバラ科の多年草、およびその食用となる果実。
甘みがあるため果物として位置づけられることが多いが、草本性の植物であるので正確には野菜に分類される。
目次
1 範囲
2 語源
3 イチゴ属の種(しゅ)
4 歴史
5 特徴
6 栽培
6.1 苗の生産育成
6.2 日本の商業栽培品種
7 流通
8 薬効成分
9 出典
10 関連項目
11 外部リンク
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その範囲ははっきりしないが、広義にはイチゴ属 (Fragaria) のことである。さらに広義には、同じバラ亜科で似た実をつけるキイチゴ属 (Rubus)、ヘビイチゴ類(ヘビイチゴ属 (Duchesnea) と分類されていたがキジムシロ属 (Potentilla) に含めることもある)を含む。ただし、キイチゴ属は英語圏ではラズベリーやブルーベリーのなかまとされており、ストロベリーには含めない。
狭義には、イチゴ属の栽培種オランダイチゴ (Fragaria ×ananassa Duchesne) を意味する。イチゴ類の栽培種は他にもあるが、イチゴとして流通しているのはほぼ全てオランダイチゴである。
栽培種以外の野生種、あるいは場合によってはオランダイチゴ以外の全てを、ノイチゴ、ヘビイチゴ、ワイルドストロベリーと総称することもある(イチゴ属以外も含むことが多い)。
「いちご」の語源ははっきりしない。
英名のStrawberry(ストロベリー)の語源は「Straw(麦わら)を敷いて育てた」や「散らかす、一面を覆う、を意味するstrew(strawの古語)」などいろいろな説がある。
イチゴ属には20を超える種(しゅ)が知られている。染色体の倍数性は、二倍体から十倍体まで様々である。
二倍体の種
Fragaria daltoniana
Fragaria iinumae(ノウゴウイチゴ)
Fragaria nilgerrensis
Fragaria nipponica(シロバナノヘビイチゴ)
Fragaria nipponica f. rosea(ベニバナヘビイチゴ)
Fragaria nipponica var. yakusimensis(ヤクシマシロバナヘビイチゴ)
Fragaria nubicola
Fragaria vesca(エゾヘビイチゴ)
Fragaria viridis
Fragaria yezoensis(エゾクサイチゴ)
四倍体の種
Fragaria moupinensis
Fragaria orientalis
六倍体の種
Fragaria moschata
八倍体の種と交雑種
Fragaria × ananassa (オランダイチゴ)
Fragaria chiloensis(チリイチゴ)
Fragaria iturupensis Staudt
Fragaria virginiana(バージニアイチゴ)
十倍体の交雑種
Fragaria × Potentilla(属間雑種)
Fragaria × vescana
イチゴ属で初めて栽培化されたのはエゾヘビイチゴ (Fragaria vesca) で、17世紀のことである。
オランダイチゴは、18世紀にオランダの農園で、北米産のバージニアイチゴ (F. virginiana) とチリ産のチリイチゴ (F. chiloensis) の交雑によってつくられた[1]。
オランダイチゴは、日本には江戸時代の終わりごろにオランダから輸入された。オランダイチゴの名の由来である。作物として栽培されるようになったのは200年前ごろからで、本格的に栽培されたのは明治5年からである。
栽培種の茎は短縮茎であり、葉の縁には卵形で粗い鋸歯がある3枚の小葉が集まって複葉を成している。花期は春から夏で、花弁は白く5-8枚。
可食部は花托の発達したものであり、表面に分布する粒粒がそれぞれ果実である。このような形態をとるものをイチゴ状果という。独特の芳香があり、属名の由来にもなっている。属名のFragariaはラテン語で「香る」の意。ビタミンCが豊富である他、抗酸化物質として知られるポリフェノールの一種であるアントシアニンを含む。