芸能事務所(げいのうじむしょ)は、芸能人が芸能活動を円滑に進めるための支援を受け持つ会社のこと。音楽プロダクション、芸能プロダクション、俗にタレント事務所ともいう。レコード会社として、演歌を中心に専属の歌手や作曲家を擁しているところもある。
タレントや歌手とプロデュース契約、マネジメント契約を結ぶことにより、プロフィールやカタログの作成、育成指導、スケジュール管理、レコード会社や放送局などメディアへの営業活動、ギャラの交渉・請求、トラブル処理といった業務を行う。
法律的には芸能人に特化した有料職業紹介事業所といい、労働局の許認可事業にあたる。
初期、中期に創設された芸能事務所の社長の多くはジャズ、ロカビリーなどのバンド出身者であり、それより後の世代でもグループサウンズ出身者が多く、音楽畑の人の比率が高かった。その上、徒弟制度的な「師が弟子を育てて一本立ちさせる」に似た、厳しいが家族的な形態が主流であった。しかし、芸能人の全体数が増加して行く中で、徐々にテレビ局や各種メディア業との連携、あるいは独自での企画・運営によるイベント主催、新人発掘、劇団経営など様々な関連事業が追加され、さらにバブル期には異業種への展開など多角経営化も進んだ。
そもそも、戦前、戦後初期に芸能興行の多くは暴力団関係者と繋がりが深い興行師が取りしきっていた。山口組組長・田岡一雄が経営していた神戸芸能社は有名。1950年代、ジャズミュージシャンだった渡辺晋が芸能産業の近代化と、虚業・河原乞食などと揶揄されていた芸能人の待遇改善と地位向上を目的として、夫人の美佐、松下治夫とともに渡辺プロダクションを創設し、これが近代の芸能事務所の起源であるとされる。
多方面からの人材流入を受けた近年は、いわゆる文化人やアスリートのメディア出演や公演活動時のマネジメントといった業務、他にはアナウンサーやリポーター、司会専門を育てるというように多様化・マルチ化が進む。ただし、この業界は事務所の規模も大小様々である点から、詳細な実態は把みづらい面もある。
関連項目
モデルエージェンシー
劇団
日本音楽事業者協会
音楽制作者連盟
日本芸能マネージメント事業者協会
声優
マスメディアと芸能
カテゴリ: 芸能プロダクション
更新日時:2008年9月24日(水)12:35
取得日時:2008/10/05 00:58