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自転車道(じてんしゃどう)とは、自転車の通行の安全や、自転車を利用したレクリエーションを目的として、自転車を自動車交通から分離するために設けられた道路または道路の部分を指す。
サイクリングロード (札幌市)自転車道(川崎市川崎区)「自転車専用」(325の2)の道路標識
目次
1 概要
2 歴史
3 日本における自転車道の歴史
3.1 法制化以前
3.2 自転車道路協会の発足とその活動
3.3 法制化と制度改正
3.4 整備事業
4 日本における法律上の定義
4.1 広義の自転車道
4.2 狭義の自転車道
4.3 自転車道の要件
4.4 サイクリングロード
5 設計基準
6 日本国外における現状
7 日本における現状と問題
7.1 サイクリングロードの現状
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
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日本の法令では、道路法令(道路法と道路構造令)に規定された自転車の通行に供される自動車から分離された各種の道路または道路の部分を指す。一般的な用法としては、このほかに、道路交通法に基づく交通規制による「自転車専用車両通行帯」(自転車レーン)や自転車以外の通行禁止規制が実施された道路、自転車が通行することのできる「歩行者用道路」、道路法上の道路ではない道路(施設扱いのサイクリング道路や河川管理道路など)を含む場合がある。日本国外の自転車走行空間については、国・地域によって定義が異なる場合があるが、それにかかわらず「自転車道」と呼ぶことがあり、特に現代ヨーロッパについては、日本でいう自転車専用車両通行帯に相当するものを自転車道と呼ぶ用法がある。
日本における各種の「自転車道」については、道路行政当局や関係団体において、機能面から大きく2種類に分類されている。
A種の自転車道は、交通の安全と円滑を主目的とし、日常生活で利用される自転車交通を対象としたものであり、多くの場合それ自体独立した道路ではなく、道路の一部として自動車等のための車道に併設される。道路構造令と道路交通法に定められた自転車道は、工作物によって区画され、車道だけでなく歩行者のための歩道からも分離されたもので、道路交通法により自転車以外の通行は認められていない。自転車道の設置されている道路において、普通自転車は自転車道を通行することが原則として義務づけられている。
B種の自転車道は、スポーツやレクリエーションとして自転車を利用すること(サイクリング)を主な目的とした道路を指す。この場合道路法にいう自転車専用道路等として整備されることがあり、一般にサイクリングロードと呼ばれる。ただし日本においては自転車専用である場合はごくわずかな例外に過ぎず、歩行者の通行も認められていることが圧倒的に多い。自転車道という用語は、こういった道路の路線名の一部として使用される場合もある。
イギリスでは、19世紀後半に自転車愛好家たちが団体を組織するなどの運動を展開し、1888年国会は彼らの求めていた荒廃した道路の整備に着手することと自転車の交通手段としての公認を決めた。なおイギリスに自転車道ができるのは20世紀に入ってからである。
19世紀末、地形的条件などから自転車が急速に普及したオランダで、世界最初の自転車道路が造られたとされる。これは危険な馬車から自転車を保護するための分離を図ったものと考えられている[1]。
モータリゼーションを経たあと、オランダでは、「サイクリストのためというよりは、自転車がドライバーの邪魔にならないようにするためだった」とはいえ、「高速道路の脇に自転車専用道路が作られた」[2]。「西ドイツでもアウトバーンの改修、新設にはりっぱな自転車道路を併設することが義務づけられ」 [3]たという。