自動販売機(じどうはんばいき)とは商品又は金券の授受とその代金支払いおよび釣り銭の受け取りにおいて対面販売でなく機械を相手とし、顧客自身が機械に対して決済し、直接商品を受け取るために使用される機械のことである。自販機(じはんき)とも略される。乗車券や食券などの券の販売機の場合は(自動)券売機とも言われる。
日本全国の自動販売機台数は2002年末現在で552万台(うち214万台が清涼飲料販売用。日本自動販売機工業会の調査)である。(とくに屋外の)設置数の多さや販売商品の多様さで世界的に群を抜いており、海外の関係者からも注目を集めている。
目次
1 歴史
2 概要
2.1 物品自動販売機
2.2 自動サービス機
3 形態と品目
3.1 物品等自動販売機
3.2 サービス情報自動販売機
4 珍しい自動販売機
5 再利用
6 販売制限・設置制限
7 決済方法
8 問題点
9 構造
9.1 商品が落下する構造の物
9.1.1 缶・ペットボトル飲料自動販売機
9.1.2 瓶飲料自動販売機
9.2 商品を引き出す構造の物
9.2.1 瓶飲料自動販売機
9.3 扉を開けて商品を引き出す構造の物
9.3.1 円盤に商品が乗っている物
9.3.2 コインロッカー型の物
10 自動販売機と犯罪
11 多機能化
11.1 災害時対応
11.2 無線LANアクセスポイント
12 脚注
13 参考文献
14 関連項目
15 外部リンク
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最初の自動販売機といわれているのは紀元前215年頃、古代エジプトの神殿に置かれた聖水(いけにえの水)の自販装置である。てこの原理を応用し、投入された5ドラクマ硬貨の重みで内部の受け皿が傾き、その傾きが元に戻るまで弁が開いて蛇口から水が出る。これの記述図解はアレクサンドリアのヘロン著『気体装置(Pneumatika)』にあるが、だれが発明したかは不明である。
日本では、俵谷高七が1888年に発明して内国勧業博覧会に出品された煙草自動販売機が最初であるとされている。特許の申請という観点では俵谷に先んじること9ヶ月前、小野秀三が後に特許第848号が与えられる「自動販売器」を申請しているが、俵谷が1904年に発明した「自働郵便切手葉書売下機」が現存する日本最古の自動販売機とされ逓信総合博物館に所蔵されていることもあり、また前述の煙草自動販売機が博覧会に出品されたことから日本最初の自動販売機発明者としては俵谷の名前が広く知られている。
現在のようにボタンの選択によって複数の商品が取り出せる自動販売機は1925年にアメリカで開発されている。日本社会に広く普及したのは1960年代以後と言われている。特に1967年に国鉄が合理化の一環として都市部における近距離乗車券発行用自動券売機の全面的な導入に踏み切ったことが大きな影響を与えたといわれている。
一般には、冷やしたり暖めたりした缶・ビン・ペットボトル・紙パッケージ・カップ入り飲料、カップめん・菓子パン・菓子類・タバコ・雑誌・新聞など保存の簡単なものが多い。