ウール (wool)または羅紗(らしゃ)は、羊の毛(羊毛)またはそれを織った布のことをいい動物繊維の一種である。日本では毛織物と呼ばれる。これを人工的に模した合成繊維がアクリル繊維である。一般的には羊毛を指すが、広義ではアンゴラ・アルパカ・ラクダの毛も含まれる。
目次
1 羊の種類
2 歴史
3 成分
4 素材
5 利点
6 欠点
7 世界生産高
8 ウールマーク
8.1 CM出演
8.2 歴代CMコピー
8.3 リントラク加工
9 ファーンマーク
10 ステッキマーク
11 レーヌマーク
12 関連項目
13 外部リンク
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メリノ種が代表的である。
かなり昔から飼育されていた。人類最古の集住遺跡と言われているトルクメニスタンのアナウ遺跡からも飼育されていたと思われる羊の骨などが発見されており、聖書にもベツレヘムの羊飼いが登場することから、昔から飼育されていたことが伺える。
オーストラリア、ニュージーランドでよく飼われている。以前はニュージーランドでは国民一人あたり20頭の羊がいたが、近年は減少傾向である。
主成分はタンパク質の一種であるケラチンである。ケラチンは硫黄原子を含むα-アミノ酸であるシステインを含むため、燃やすと特有の刺激臭がする。
毛糸では極細、合細、中細、合太、並太、極太と分類され後ろに行くにつれてだんだん太くなっていく。
利点
保温性がある。
しわになりにくい。
保湿性が高い。
他の繊維よりは燃えにくい。
抗菌・消臭機能がある。
空気清浄化作用。
欠点
洗うと縮む。
虫の害を受けやすい。
引っ張りや磨耗に弱い。
人によっては触るとちくちく感じる。
アルカリに弱い。
日光で黄変する。
ウール製品の品質基準をクリアしたことを示す品質保証マークとして、ウールマークがある。当初1964年9月に20ヶ国で始まったが、現在は140ヶ国で使用され、世界中の子供からお年寄りまで幅広く知られている。
ザ・ウールマーク・カンパニーは1937年にロンドンでオーストラリア等の羊毛生産国の出資で設立され、ウールのよさを世界中に知らせようという目的である。1998年にそれまでのIWS国際羊毛事務局から現在の名称になり、同時に民営化された。現在の本部はオーストラリアのメルボルンにある。日本支部は東京・豊島区高田にある。ウールマークのデザインはイタリアの著名的グラフィックデザイナーフランチェスコ・サロリアによるものである。毛糸球にフォルムをイメージしたものである。日本における承認第一号は日本毛織(ニッケ)である。日本にも数々の品質保証マーク(JISマーク、JASマーク、SGマーク、STマーク等)があるが、ウールマークは「コットンUSAマーク」(国際綿花表議会)とともに世界共通である。
ウールマークとはザ・ウールマーク・カンパニーが定めた品質基準をクリアした製品につけることが許されるものである。マークをつけるための基準は以下のようなものである。
ヒツジの新毛を使った純毛製品であること。
再生繊維には許されない。新毛99.7%以上が基準である(毛100%だからと言ってマークが付けられるわけではない)。
強度や染色堅牢度の基準をクリアしていること。
装飾用としての、他繊維の混入率は5%以内であること。
ウールマークライセンスをもつメーカーの製品であること。
ライセンスを取得するための審査(縫製の審査など)をクリアしないと、ライセンスは受けられない。
なお、新毛100%を示すウールマークのほかに、混毛率によって二つのマークがある。
ウールマークブレンド(新毛50%以上)
ウールブレンド(新毛30% - 50%)
スポーツウール
かつて、ウールきものマークも存在したこともあった(鶴の形をしたマークである)。
繊維以外にもウールマーク認定商品があり、日本における洗剤では(花王「エマール」、ライオン「アクロン」)、漂白剤(ライオン「手間なしブライト」)、柔軟剤(ライオン「ふんわりソフラン」)、防虫剤(白元「パラゾール」、「ミセスロイド」(白元は防虫剤としての認定は世界初)、エステー「ムシューダ」、「ネオパラ」、「ネオパース」、金鳥「タンスにゴン」、アース製薬「ピレパラアース」、フマキラー「サザン」)があり、海外ではアメリカP&Gの洗剤「アイボリーホワイト」に適用している。