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緊縛(きんばく)とは、
縄等でしっかりと縛るという意。
アダルトビデオなどで受身の者を縄あるいは紐状もしくは帯状のもので拘束し身体の自由を奪う行為を指す。SMプレイでは服従的なパートナーを征服し性的欲求を満たす行為の一つ。縛り方により様々な形があり、服従的なパートナーを縛った状態で吊り上げる方法もある。ここで詳説する。
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目次
1 文化的背景
2 縛りの技術
3 縛る縄
4 主な縛り方
4.1 上半身(主に腕)主体の縛り方
4.2 全身の縛り方
5 緊縛の鑑賞
5.1 着衣の有無
5.2 性器の描写
5.3 緊縛重視か責め重視か
5.4 責めの内容
6 関連人物
7 関連項目
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日本では手錠の発達が乏しかったこともあり、江戸時代の罪人の拘束はもっぱら縄が用いられていた。そのため捕縄術が発達し、如何にすれば囚人が死なずにまた、暴れないかという研究が必要になった、当時の刑罰には市中引き回しという公開処刑である晒し刑があったためである。身体の自由を奪い逃げられない状態にする技術は必要とされた技術であった。
捕縄術が進歩するに従い、他の技術同様内容が高度に細分化されていくこととなった。その例として罪人を縛り上げるときには身分や性別、年齢の違いによって結び目の結び方が異なる、縄の通し方が違うなど縛り方に細かいルールが存在する。これは茶の湯(茶道)や生花(華道)あるいは日本武術、武道などのように動きに美麗を求める日本人独特の感性と、江戸時代という身分固定が(それなりにゆとりがあったとは言え)完成された時代背景・環境が生み出した必然的とも呼べる技術体系である。 ただし、時代劇等では時代考証不足で罪を犯した武家と町民の縛り方が同じである。 ちなみに江戸時代は現代のように人権が基本的にはなかったので、「怪しいやつはとりあえず連行しろ」ということになっていた。これは別に怪しくなくとも一応連行するときも同様であり、その際には当然縛り上げられて連行された。が、当然無罪のケースも多く、そのため「縄目を受けても(受けただけでは)恥ではない」という考え方が一般的であった。もちろん有罪になればお家の恥であるが、ただ縛られて連行されただけではどうということはなかったのである。現在では手錠をかけられて連行されれば、当然大問題であるからして、おおらかな時代だったといえる。
明治維新以降の錦絵で緊縛された女性の絵があらわれ、美しい女囚が、縛り上げられた姿に性的興奮を覚えるという嗜好が公になったのは伊藤晴雨の責め絵からとされているが、それを好む人々が決して少なくなかったのは事実である。
そして近年、性的な表現の幅が広がるとともに、セクシャルなプレイの一環として、緊縛が幅広く取り入れられるようになる。 アダルト業界で、受身の者を緊縛し調教することを生業としている者を緊縛師・調教師と呼ぶ。
人間のような不定形で個体差の大きいものは、縛ることで自由を奪うことは難しい。実際に手首を縛ってみると、両手を束ねて縛っただけでは簡単にほどけてしまうことがわかる。これは関節の自由度を度外視して縄をかけた結果であり、緊縛には一定の技術・捕縄術が必要となる。ただし緊縛の目的は拘束された状態で長く置くことであり、あまりにきつく縛った結果、血管の血液の流れを阻害して四肢の一部が壊死したり、死に至らしめたりということは断じて避けなければいけない。そのためにも技術の習得は重要である。一般的には関節の動きを殺すために関節で縛る、身体が動くことは結び目が緩むことにつながるので出来る限り動かないように固定する、といった工夫が必要になる。実際に捕縛に従事していた役人の修得した日本武術の柔術各流派には独自の縛り技法が伝えられていた。
一般的には麻縄と綿ロープと呼ばれるアクリル製の紐が存在する。一般に緊縛で使用される麻縄はジュート縄が主流となっており、ジュート縄は伸縮性がほとんど無く緊縛には向く素材である。表面にケバが立つため“なめし”と呼ばれる処理または手入れが必要となり、手入れを怠るとパートナーに掻痒感を与えることとなる。ジュート縄は非常に滑りにくい自然素材であるため細かなざらつきが皮膚を受け止め、大きな力がかからない限りは皮膚を傷める心配はない。綿ロープと呼ばれるアクリル製の紐は伸縮性があり、見た目にはソフト感があり鮮やかであるが力をかけた場合皮膚との摩擦が少ないためズレが生じやすく結果擦過傷を起こす可能性もある。
上半身(主に腕)主体の縛り方
高手小手縛り:最も一般的な縛り方の一つ。後ろ手に組んだ腕の手首を肘より上に縛り、胸の上下に胸縄を巻く。
片手小手縛り:一方の腕のみを背後に回し固定、首縄と胸に回した縄で上半身を縛る。片手が自由になるために何かさせるための縛り方。
合掌縛り:背後に回した手を合掌させて固定する縛り方。体が柔軟でないと難しい。
鉄砲縛り:片腕を肩の上から、もう一方を側面から背中にまわして縛る方法。鉄砲を背負う形に見立てている。
後頭両手縛り:両手を頭の後ろで組んだ状態で縛る縛り方。西洋では服従のポーズ。
全身の縛り方
海老責め:足は座禅を組ませ、そのまま正面から頭を足に近づけ固定する縛り方。体を海老のように曲げるためこう呼ばれる。元は江戸時代の拷問。