助詞(じょし)とは、日本語の伝統的な品詞の一つである。他言語の後置詞、接続詞に当たる。
目次
1 日本語の助詞
1.1 格助詞
1.2 並立助詞
1.3 終助詞
1.4 間投助詞
1.5 副助詞
1.6 係助詞
1.7 接続助詞
1.8 準体助詞
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日本語においては、単語に付加し自立語同士の関係を表したり、対象を表したりする語句の総称。付属語。活用しない。てにをは言葉。
以下のように分類される。
体言につき、文の中での意味関係(格)を表す。格助辞、格のくっつきとも言う。
が
最も基本的な格助詞で、動作や状態の主体、要求や願望の対象を示す。
の
連用修飾語の動作や状態の主体を表したり、連体格となる。
を
動作の直接的な対象や知覚・思考活動の対象、移動時の経路を示す。また、移動の起点や経由点も示すが、この場合には到着点を想定していない場合となる。
に
名詞および名詞に準じる語、動詞の連用形または、連体形などに付く。物体の存在する場所や移動の目標点および到達点、相手に視点を置いたときの相手の動作、対象に対する指向性が感じられるときの動作および状態の対象、主体から相手に対し動作や関係が一方的に及ぶ時の相手、動作や作用の行われるときや終わるとき(ただし時を示す名詞が必要)、動詞の連用形の場合の目的、状態の主体(副助詞を後に伴う事が多い)と用法の広い格助詞。上代から用いられており、本来の用法は動作や作用が行われる、あるいは存在する、時間的および空間的な位置や範囲。
へ
用法が狭く、移動の目標や到達点を表す。「に」と区別が曖昧だが、それが物であるときは使いにくい。
と
動作や関係の及ぶ相手を示す。
から
動作の主体が経由点としての性格を持つ場合の主体や、物事の移動に視点を置いた場合の動作の起点である相手、移動の起点や経由点(到着点が想定されている場合のみ、「に」と共に使用される。)、因果関係を問題とした場合の原因、更には材料から完成品への変化の著しい時の材料・原料、状態が始まるときなど、経由および経過に関する意味を持つ。
より
比較の基準に用いるほか、起点を表す用法も備えるが現在後者は、主に文章語となり、「から」と意味の重なっている。
で
団体も含めた複数時の動作の主体や、動作の起こる場所、動作や作用の行われる時や場所、動作の手段や仲介物、由来、更には材料から完成品への変化の少ない時の材料・原料、動作や状態の継続する期間、継続していた動作の終わるとき、基準や境界と用法の広い助詞。
2つのものを並立させる。(格助詞に含める説もある)
の
並列や列挙を示したり、程度がはなはだしい意を表す。
に
格助詞の「に」から転じた用法名詞または、準体助詞「の」に付いて、並列や列挙、添加、取り合わせを示す。
と
体言またはそれに準ずる語に付いて、いくつかの事柄を列挙する。
や
名詞および準体助詞「の」に付き、事物を並列および列挙する意を表す。
やら
体言や活用語の連体形に付き、決定しがたい二つ以上の事柄を並列および列挙する意を表したり、事物を単に列挙する意を表す。
か
いくつかの事物を列挙し、その一つ、または一部を選択するときや、疑い、ある動作と同時進行あるいは、引き続いて、違う動作の行われるときなどに使用される。
なり
例として列挙した中から、どれか一つを選択することを表す。副助詞とするときもある。なお、語源は、断定の助動詞「なり」の終止形。
だの
体言または用言の終止形に付いて、全体の中からいくつかの物事を並列および列挙する。普通は、「…だの…だの」の形で用いられるが、「…だの…など」の形で用いられることもある。断定の助動詞「だ」に助詞「の」が付いたものが語源。
文や句の末尾について疑問・禁止・感動などの意味を付け加えるもの。
か
文末にある語に付き、質問や疑問、反語、難詰、反駁、 勧誘、依頼など、様々な意味を表す。驚きや感動の気持ちを表すこともある。
かしら
な
の
や
とも
か
な
ぞ
や
形容詞および形容詞型活用の助動詞や助動詞「う、よう」の終止形、または動詞および動詞型活用の助動詞の命令形に付き、同輩および、目下の者などに対して軽く促し、話し手がその事態の実現を望むという気持ちを表したり、軽く言い放つような気持ち、なげやりな気持ちを表すのに用いられる。また、疑問や反語の意を表すこともある。
わ
文節末尾について語調を整えたり感動などの意味を付け加えるもの。