紀州備長炭(きしゅうびんちょうたん)は、備長炭の一種である。ウバメガシや樫が広く使われる。
江戸時代の元禄年間に、和歌山県田辺市の備中屋長左衛門が作り始めたのが由来となっている。材料に樫を使い、高温で蒸し焼きにし、窯の外で素灰と呼ばれる灰を掛けて消火するため、きめが細かい良質な炭となる。一般に火力が強いと言うが、本来は黒炭よりも低温で長時間燃焼している。煙が出ず雑味が付かないため、炭火焼を売り物にする料理屋(鰻屋、焼き鳥屋)などで重宝される。本来、樫による白炭のみが備長炭とよべるものであるが、製法等が広く伝わったことから、白炭全体に用いられるようになった。
備長炭の定義が広がってしまい、かつ、偽物の流通もあるため、和歌山県産の備長炭を特に紀州備長炭と呼んで差別化をはかり、備長炭の品質・伝統を維持している。その様な中、2006年10月27日に地域団体商標制度の認定第一弾として、地域ブランドとして認定されるに至った。
生産量日本一は和歌山県の旧南部川村だったが、平成の大合併後に日高川町となった。
外部リンク
⇒みなべがわむら紀州備長炭博物館
カテゴリ: 森林 | 燃料
更新日時:2008年3月3日(月)12:08
取得日時:2008/10/13 05:17