紀元前10千年紀以前(きげんぜんじっせんねんきいぜん)は、紀元前9001年よりまえの時代。
ただし、ここに記載するのは現生人類(ホモ・サピエンス)と直接関係する程度の範囲のものとする。それ以前の歴史については古人類学、地球史年表、地質時代に記載されている適切な地質時代区分の記事、宇宙の年表などに記載することとする。
環境変動
氷河期のうちウルム氷期が終わり第四紀(約200万年前)のうち完新世(1万年前)に移った。
地球が温暖化し、氷河がモレーン(堆石)を残して後退した。
地球各地が乾燥化し、草原に森林が形成され、マンモスやトナカイなどの大型哺乳類の生息環境を悪化させ、絶滅してしまう。
この頃には10数万年前から存在していたネアンデルタール人が姿を消し、われわれの直接の祖先である新人(現生人類)が活躍するようになった。
海水面上昇により黄海ができ、日本列島が大陸から分離する。
スンダランドが海中に没する。
ベーリング海に存在した陸橋ベーリンジアが温暖化の海進により水没し、北米大陸はユーラシア大陸から分離した。
できごと
紀元前43,000年頃のホモ・サピエンス(現代人)の遺跡がロシアのドン川畔で見つかった。(米科学誌『サイエンス』2007年1月12日号に発表された。)
紀元前40,000年頃、アボリジニーがオーストラリアに渡来する。
紀元前30,000年頃、後期旧石器時代始まる。立川ローム基底部(X層)。日本の旧石器文化発見。群馬県新田郡笠懸村岩宿の局部磨製石斧。
紀元前28,000年前、日本列島の旧石器時代人は、槍先形尖頭器、細石刃、有茎尖頭器、石槍という狩猟具を発達させ、ヘラジカ、ハナイズミモリウシ(野牛の一種)、原牛、ナウマンゾウ、オオツノシカなどの大型の哺乳動物やニホンシカ、イノシシ、アナグマ、ノウサギなどの中小のほ乳動物を狩猟していた。
紀元前21,000年頃、鹿児島県にある姶良火山が大爆発を起こす。九州から関東地方まで、直径2000キロのおよぶ卵形の地域に火山灰が降った。それが姶良火山灰層でATが俗称である。現在の鹿児島湾は姶良火山活動によってカルデラとなっている。この頃を境にナウマンゾウが日本列島から姿を消す。
紀元前18,000年頃、ヒトの移動、メキシコに到達する。
紀元前18,000?16,000年、最終氷期の最も寒い時期。海水面の高さが現在よりも約150メートル低かった。
紀元前16,000?14,000年頃、沖縄県山下町第1洞穴、港川、ビンザアプ人。旧石器時代終末か縄文時代草創期の人類。沖縄県島尻郡具志頭村港川で人骨発見。
紀元前14,000年頃、縄文時代の始まり。縄文土器がつくられはじめる。
紀元前12,000年頃、中国長江流域で陸稲稲作の開始。(仙人洞・呂桶環遺跡)
紀元前12,000年以上前、米国に現代人(ホモ・サピエンス)がいたことを示す証拠が発見された。アメリカ合衆国オレゴン州の洞窟で人間の糞の化石が見つかった。ミトコンドリアDNAから東アジアやシベリアの人と共通する特徴をもっているという。(米科学誌『サイエンス』電子版 2008年4月3日付)
紀元前12,000年頃、イヌの家畜化。静岡県浜北人、沖縄県上部港川人(1.2?1.数万年前)
紀元前11,000年頃、日本、縄文時代草創期。細石器・有舌尖頭器がつくられ、豆粒文様土器がつくられる(長崎県泉福寺洞窟遺跡)。日本列島でオオツノシカが絶滅。
紀元前10,000年頃、ホモ・フローレシエンシスが絶滅。人類はホモ・サピエンスのみとなる。
紀元前10,000年頃、縄文時代早期。日本列島の温暖化・温潤化が進む。ハナイズミモリウシや本州のヒグマなどが絶滅し、本州以南では陸上大型動物は消滅した
紀元前9,050年頃、シリアのテル・アブ・フレイラ遺跡で最古級の農耕の跡(ライムギ)。
紀元前9000年
紀元前9100年
紀元前9200年
紀元前9300年
紀元前9400年
紀元前9500年
紀元前9600年
紀元前9700年
紀元前9800年