アニミズム(英:animism)は生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方。19世紀後半、イギリスの人類学者、E・B・タイラーが定着させた。日本語では「汎霊説」、「精霊信仰」などと訳されている。
霊的存在が肉体や物体を支配するという精神観、霊魂観は、世界的にひろく宗教、習俗の中で一般に存在している。キリスト教が先進のものというヨーロッパの視点から、かつては原始的な未開社会のものであると考えられた。レヴィ=ブリュールの『未開社会の思惟』など、民族学や文化人類学の南太平洋(トロブリアンド諸島)やアマゾンの先住民の思考を参照のこと。
神道では万物に(汎神論におけるように普遍の神性がというのではなく)個別の神が宿るとされる。俗にいう八百万の神とは存在の個体数ではなく極めて多いという意味の表現であろう。日本では、仏教などが伝来した後でも、その信仰がおとろえることはなく、あらゆる場所に神が宿る可能性が存在するという概念は、地鎮祭の慣行や神棚の設置など、また食事を残す子供に「ご飯粒を残してはいけない。一粒には(八十八の)神様が宿ってるからね。」と諭すような風習からも伺い知ることができる。単なる一神教や多神教との相違は、神性を持つ対象が森羅万象の全てである(あるいは含む)という点である。
外部リンク
⇒「Animism」 - Skeptic's Dictionaryにある「アニミズム」についての項目。(英語)
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更新日時:2008年6月13日(金)01:16
取得日時:2008/07/20 15:38