米国議会図書館
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グレイトホールの内部。

アメリカ議会図書館(アメリカぎかいとしょかん、Library of Congress)は、アメリカ国立図書館。蔵書数、予算額、職員数全ての点で世界最大規模を誇る図書館である。略称はLC。

所蔵品の点数は数千万冊の書籍や各種資料など一億点を超える。合衆国連邦政府の立法府(アメリカ合衆国議会)に属する機関であり、1800年に首都ワシントンD.C.に設立された。図書館の財源は議会から支給され、個人からの寄付や贈与も受け付ける。

日本の国立国会図書館は、戦後占領時代の1948年に、アメリカ文化使節団の勧告により、このアメリカ議会図書館をモデルとして造られた。
目次

1 歴史

2 議会図書館の業務

2.1 資料の収集・保存

2.2 貴重な所蔵品

2.3 図書館サービス


3 組織

3.1 歴代館長


4 参考文献

5 外部リンク

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歴史20世紀初頭の様子

1800年4月24日に合衆国議会の図書室として発足した。当初、蔵書は政治に直接関係するものが中心だったが、米英戦争中の1814年に焼失。1815年に議会は、6487点を所蔵する元大統領トーマス・ジェファーソンの個人図書館を買い上げ、蔵書数は発足当初の2倍となり、蔵書の種類も広がった。図書館は1851年の火災で再び焼失したものの、その後、規模は次第に大きくなり、政府の各機関や一般へのサービスも充実した。1897年には蔵書が多くなりすぎたため、議事堂近くの新しいビルへ移転した。

その後、1899年から1939年まで40年にわたって館長を務めたパトナムの時代に議会図書館はめざましい発展を遂げ、世界中から膨大な資料を集めた世界最大の図書館に成長した。第二次世界大戦後にも更なる膨張を続け、1970年には図書館の内局として連邦議会のための調査機関である議会調査局を発足させた。

20世紀末から21世紀初頭にかけては1987年就任のビリントン館長のもと、急速に発達したインターネット技術を背景とする電子図書館事業を推進している。


議会図書館の業務アメリカ議会図書館、ジェファーソンビルグーテンベルク聖書閲覧室

議会図書館の業務は、基本的には他の図書館と同じであり、文献の収集、分類整理、閲覧、調査、レファレンス回答などである。


資料の収集・保存

議会図書館の収集における大きな特色は、国立図書館に国内刊行物を網羅的に収集するための納本制度著作権登録制度とくみあわされている点がある。著作権法により、アメリカ合衆国では全ての著作物は議会図書館の内部部局で連邦の著作権行政をつかさどる著作権局に2部を納本することが定められている。納本された著作物は著作権局で登記され、著作権登録が行われる仕組みになっており、同図書館には国内の文献がほぼ自動的に集まってくるようになっている。

国外の資料収集にも力を入れており、現在所蔵する図書は470言語にわたっている。国外資料の収集では、東京をはじめ特にアジアアフリカ地域数ヶ所に事務所を置き職員を常駐させている。また資料の寄贈や国内外の図書館・研究機関との交換による収集の比重も大きく、特に研究機関との出版物の交換は国際間の交流の活発化に伴い増加が著しい。

2800万冊以上の図書資料の他にも、ワシントン大統領やクーリッジ大統領の書簡を含む原稿類、地図新聞楽譜マイクロフィルム映画写真レコード版画絵画など様々な資料を多岐にわたって収集、所蔵している点も大きな特色である。

2001年1月21日にビル・クリントン大統領がカリフォルニア工科大学で、国家ナノテクノロジー・イニシアティブ(NNI)に関する演説においていくつかの具体的目標を発表した中で目標の1つとしてあげられたのは、「議会図書館の蔵書全てを角砂糖1個分のメモリに収容する」ことだったが、これは議会図書館の蔵書がそれほどに膨大であることを示している。


貴重な所蔵品

ヘンデルオラトリオメサイア」の歌詞の初版

グーテンベルクの印刷した『グーテンベルク聖書』(完全な形で現存する3部のうちの1部)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen