立春
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二十四節気立春雨水啓蟄春分清明穀雨立夏小満芒種夏至小暑大暑立秋処暑白露秋分寒露霜降立冬小雪大雪冬至小寒大寒

立春(りっしゅん)は二十四節気の1つ。2月4日ごろ。および、この日から雨水までの期間。
目次

1 概要

2 旧暦と立春

3 年内立春

4 七十二候

5 前後の節気

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概要

太陽黄経が315度を含む1日で、春の初め。正月節。『暦便覧』には「春の気たつをもつてなり」と記されている。 冬至春分のほぼ中間にあたり、昼夜の長短を基準に季節を区分すると、この日から立夏の前日までがとなる。九州など暖かい地方ではが咲き始める。

立春の前日は節分である。立春から数えて88日目を八十八夜、210日目を二百十日、220日目を二百二十日と呼ぶ。

立春以降初めて吹く南よりの強風を春一番と呼ぶ。

立春の早朝、禅寺では門に「立春大吉」と書いた紙を貼る習慣がある。


旧暦と立春

旧暦太陰太陽暦)では元日が立春前後に置かれる。中国暦で立春の次の雨水を含む月を正月(一月)としたのは、立春の頃を年初にし、春の始まりと年の始まりを一致させるためである。これを夏正(かせい)(古代中国、の正月)と云う。

節切りにおいては、立春が年初となる。四柱推命風水などの占いでは、節分までは前年に属し、立春をもって年が変わるとしているものが多い。節分の豆撒きは立春を年初として、新しい年の幸運を願っての昔からの習慣である。

二十四節気の「立春」は、『暦便覧』では「の気立つを以って也」とされるが、時候的な解説では、「大寒から立春までは一年のうちで最も寒い季節であり、立春を過ぎると少しずつ寒さが緩み始め、の気配が忍び入ってくる」 とされるのが一般的である。ただ注意が必要なのは、このような気象的事象の故に 「立春」 が定められたのではなく、冬至から春分への中間点として、暦法上の要請から定められたものだと云うことである。の区分は、西欧では習慣的に暑くも寒くもない季節、つまり『春分から夏至まで』を" ⇒Spring"とするのに対し、古代中国では昼夜の長短のピークとなる二至(夏至、冬至)と、昼夜の長さがほぼ同じとなる二分(春分、秋分)を各季節の中心とし、これらの中間に各季節の区切りとして四立(立春、立夏、立秋、立冬)をもうけた。ここに中国暦法の1つの大きな特徴がある。

中国式陰陽暦(中国暦)には3つの大きな特徴がある。1つは、西欧では春分起点(天文学として)であるのに対し、冬至起点であること。 2つ目は、二十四節気を用いた 『歳中置閏法』 であること。 最後は、二至二分を季節の区切りとせず (西欧では季節の区切りとする)、二至二分を各季節の主体として季節の真中に定めたことである。

前述のように、中国式陰陽暦(中国暦)の二十四節気では、『立春から立夏まで』を『』とする。従って欧米での習慣的な天文的区切り(春分から夏至まで)とは、おおよそ1.5ヶ月ずれている。明治以降、日本では陰陽暦(太陰太陽暦)を廃止し太陽暦とし、気象学欧米より学んだ。気象学的には、これも習慣的ではあるが、3月〜5月が、6月〜8月が、9月〜11月が、12月〜2月がとされる。明治以降、欧米的四季感覚に慣らされたこんにちの日本人とすれば、2月4日(頃)の立春に対し、季節感のずれを感ずるのは否めない。


年内立春

旧暦では、年によっては年が明けるよりも先に立春が来ることがある。これを年内立春(ねんないりっしゅん)という。古今和歌集の巻頭に以下のような歌がある。

年のうちに 春は來にけり 一年(ひととせ)を去年(こぞ)とやいはむ 今年とやいはむ 〔在原元方

現代語訳:「年が明けないうちに立春が来てしまった。年が明けてからは、同じ一年のうちである立春から大晦日までの間を去年(こぞ)と言おうか、今年と言おうか」

このように歌に詠まれるくらいの年内立春であるが、実はそんなに珍しいことではない。ここ数年の立春の日附を列挙する。新暦旧暦
2000年02月04日 1999年12月29日
2001年02月04日 2001年01月12日
2002年02月04日 2001年12月23日
2003年02月04日 2003年01月04日
2004年02月04日 2004年01月14日
2005年02月04日 2004年12月26日

その後は2007年、2008年、2010年、2013年、2015年(いずれも新暦)が年内立春である。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki