立体音楽堂(りったいおんがくどう)は、NHKで1954年11月13日?1966年4月2日に放送された日本初のステレオによるレギュラー・ラジオ番組である。
放送の変移
1954年11月13日(放送開始)?1963年12月15日:ラジオ第1とラジオ第2の2波によるステレオ放送。
1963年12月22日?1964年4月5日:上記に加えてFMステレオでの放送が加わる(放送時、FM放送がステレオ化されていない地域ではモノラルでの放送)。
1964年4月12日?1966年4月2日(番組終了):FMステレオのみでの放送。
1952年12月、NHKはラジオ第1とラジオ第2のモノラル音声2波を使ったステレオ放送を開始(当時は「立体放送」と呼んでいた)。これが大反響を呼び、以後、この形式による放送回数が増え、これを定時番組化させたのが本番組である。
番組開始当初はラジオ第1を左チャンネルで、ラジオ第2を右チャンネルで放送していた。
しかし、一波によるFMステレオ放送の開始とその普及運動により、同番組も1964年4月12日の放送からはFMのみでの放送となり[1]、その後同年内にFMステレオ放送が全国で開始され、これに伴い、FMでのステレオ番組も大幅に増えたため、同番組も終了することとなった。
尚、この番組で放送された音源は、歴史的価値が高い内容も結構あるため、後に、NHK-FMで再度放送されたり、映像も同時に収録されたものについては、NHKテレビにて音声をステレオ化させて放送したりしている。更に、CD、DVD等のソフトとして市販されるものもある。^ これにより、AM2波によるステレオ放送は、毎週土曜夜の「夜のステレオ」のみとなるが、同番組も1965年4月3日に終了し、これを以って、NHKのAM2波ステレオ放送の歴史に幕を下ろすこととなる。
主な放送内容
N響立体コンサート(NHK交響楽団による演奏会。指揮者はロプトナー、シュヒターなど多数。中には大作曲家ストラビンスキーの自作自演もある。日本ビクター、キングレコードなどからLP、CD、DVD化された)
第1?4回NHKイタリア・オペラ全演目(東京宝塚劇場、東京文化会館、サンケイホール等で収録。その音源の一部は、1980年代中頃に、キングレコードからCD、LPにて発売された。)
カラヤン指揮、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルの演奏会(2006年、NHKソフトウェアーから映像つきのDVDが発売された際に、当番組用に同時にステレオ収録された演奏については、音声がステレオ化されている)。
シャルル・ミュンシュ指揮ボストン交響楽団演奏会(1960年5月4日、旧NHKホール(内幸町)にて収録。2006年、NHKソフトウェアーから映像と共にDVD化。)
ギャルド・レプュブリケーヌ吹奏楽団演奏会(日本の吹奏楽演奏にとっては歴史的な演奏会。1961年11月11日、東京文化会館にて収録。)
カテゴリ: NHKの音楽番組 | 日本放送協会ラジオ番組
更新日時:2008年4月16日(水)11:32
取得日時:2008/08/29 22:37