航空母艦(こうくうぼかん、aircraft carrier 略称は空母(くうぼ))は、飛行甲板を持った艦船のことを言う。航空母艦の多くは航空機を離艦・着艦させると同時に、航空機に対する整備能力と航空燃料や武器類の補給能力を有し、海上において単独で航空戦を継続する能力を有する軍艦(艦艇)。
現代では洋上基地(司令部)としての機能も求められ海の上のどこからでも航空機を発進させることができる空母は、現代海軍の主用艦艇である。CTOL機(固定翼機)の運用重視の正規空母
小型の船体でSTOVL機を運用する軽空母
汎用性が高く正規空母に匹敵する強襲揚陸艦回転翼機の運用を重視したヘリ空母半永久の航続能力を持つ原子力空母
目次
1 航空母艦の任務
1.1 現在の空母に適用される分類
1.1.1 航空母艦ではないが航空機を運用する艦船
2 航空母艦の構造
2.1 船体・飛行甲板
2.2 装置・装備
3 航空母艦の歴史
3.1 第一次世界大戦以前
3.2 第一次世界大戦
3.3 第一次世界大戦後
3.3.1 海軍軍縮条約時代
3.4 第二次世界大戦まで
3.5 第二次世界大戦
3.5.1 戦争開始後の大建艦
3.5.2 空母の戦い
3.6 第二次大戦後
3.6.1 即時展開可能な航空基地としての存在意義
3.6.2 戦略核攻撃可能な大型空母の建造
3.6.3 原子力空母の建造
3.7 アメリカ以外の国の空母建造
3.8 空母の2極化
3.9 アメリカ海軍の空母戦略
3.9.1 空母からの核兵器撤去
3.9.2 現在
3.10 現在の空母
3.10.1 現代の空母の状況
4 各国の航空母艦
5 脚注
6 関連項目
7 参考文献
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航空母艦は極めて特殊な性格を有する艦種である。すなわち軍艦としての攻撃能力は殆ど搭載機に依存しているため、航空母艦の戦力は搭載した航空機の能力や機数とそれらを指揮運用する能力で決まる。現代アメリカ海軍の空母航空団を例にして航空母艦の任務を列記する。
地上・対艦攻撃:防御システムを有する敵地や敵艦隊へ接近・侵攻し攻撃する能力。戦闘攻撃機F/A-18C/DまたはF/A-18E/F 48機が担当
電子戦能力:上記攻撃を効果的に行うために敵のレーダーや通信を無力化する能力。電子戦機EA-6B プラウラー4機が担当
対空戦能力:自部隊に接近する敵航空機を捕捉し撃墜する能力。上記F/A-18 ホーネットまたはF/A-18E/F スーパーホーネットが担当。
哨戒能力:高性能レーダーを有する航空機を艦隊上空や攻撃部隊の後方に飛ばして、空域の警戒と航空管制を行う。E-2C ホークアイ4機~5機の任務
対潜攻撃:自艦の周囲に存在する潜水艦を探索して確実に攻撃する能力。この目的には護衛の駆逐艦と対潜ヘリSH-60F シーホークが担当、従来対潜哨戒機として活躍してきたS-3 ヴァイキングは退役が進んでいる。
救難・輸送任務:救難活動や人員輸送に当たる。HH-60H レスキューホーク が担当
上記以外に人員や荷物の輸送を担当するC-2A グレイハウンドも搭載している。