空手バカ一代(からてばかいちだい)は、1971年から1977年まで週刊少年マガジンで連載された、梶原一騎原作、つのだじろう・影丸譲也画の少年漫画、もしくはそれを原作としたテレビアニメ、映画である。本項では主に漫画・テレビアニメ版について述べる。
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目次
1 概要
2 アニメ版
2.1 スタッフ
2.2 主題歌
2.3 キャスト
2.4 放映リスト
2.5 DVD-BOX
3 映画
3.1 スタッフ
3.2 キャスト
4 作品の周辺
5 脚注
6 関連項目
7 前後番組の変遷
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空手家・大山倍達の半生を描いた伝記的作品である。寸止めでの組手を主体とする日本の伝統的空手界に異を唱え、邪道と謗りを受けながらも実際に打撃を当てる独自の空手(フルコンタクト空手)を提唱、国内や海外を転戦する姿を追った第一部(つのだじろう画)と、自流である極真会館の立ち上げと世界進出を弟子たちの活躍と絡めて描いた世界制覇編(影丸譲也画)の二部構成となっている。
第一部は大山倍達を主人公に、世界中を転々としながら各地の強豪と戦う様子を描いているが、極真会館を設立した第二部からは、ストーリーの軸が大山個人から極真会館の当時の高弟へとシフトしている。その一人である芦原英幸には、別の高弟のエピソードや武勇伝を加え、準主人公として描いていた。後年、梶原は『男の星座』で、芦原のあだ名「ケンカ十段」やヤクザ15人KO事件は、安田英治のエピソードを使ったと描いている。
「実話を基にしたノンフィクション作品」という触れ込みであったが、真樹日佐夫は「内容の九割以上は梶原の創作だった」[1]と述べ、松井章圭も「漫画の通りに捉えていいのは、山崎先輩(山崎照朝)だけです[2]」と語っている。その一方で、本作は3年前(1968年)に発行されている大山著の『世界ケンカ旅行』(ベストセラーズ新書)が基になっているという見方もある[3]。
いずれにしても、梶原が“大山倍達談”と頻繁にストーリーの中で示したことと、それを余すところなく表現した劇画調の筆致により、連載中は絶大な人気を誇った。第二部に登場する大山茂、中村忠、山崎照朝、添野義二ら高弟の中には、現在でも指導者として活躍している人間が多い。なお、本作に触発されて極真会館に入門し空手を始めた人間は非常に多く、大山と極真の知名度向上を語る上で欠かせない作品となった。
1973年10月3日〜1974年9月25日まで毎日放送・NETテレビ系で放送された。全47話。
様々な事情に配慮してか、主人公は大山倍達ではなく架空の空手家「飛鳥拳」となっている。ピストン堀口や木村政彦といった、原作において物語の展開に重要な役割を担っていた実在の人物も、アニメ版には登場しない。また劇中の飛鳥拳は、結婚せず独身のままで通すなど、原作・現実の大山倍達とは異なる部分も少なくない。
前半は比較的原作に近い話だが、後半は世界中をさまざまな格闘技と戦いながら旅をする内容となっており、オリジナルストーリーも少なくない。アニメ版独自のエピソードに登場する敵は、ほとんど素行の悪い悪人として描かれているため、ストーリーは空手対異種格闘技というよりも勧善懲悪色が強いものとなっており、少年向けアニメとして飛鳥拳のヒーロー性を高めるための演出がなされている。
スタッフ
原作:梶原一騎、つのだじろう
企画:東京ムービー
作画監修:楠部大吉郎