界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:単子葉植物綱 ⇒Liliopsida
目:イネ目 ⇒Poales
科:イネ科 ⇒Poaceae
属:イネ属 ⇒Oryza
種:イネ O. sativa
学名
Oryza sativa
和名
イネ(アジアイネ)
英名
⇒Rice
イネ(稲、禾)は、イネ科 イネ属の植物。禾稲(かとう)ともいう。学名は ⇒Oryza sativa (アジアイネ・サティバ)。用水量が少ない土壌で栽培可能なイネを陸稲(りくとう、おかぼ)と呼ぶ(詳しくは「陸稲」を参照のこと)。
本来は多年生植物であるが、食用作物化の過程で、一年生植物となったものがある(後述のインディカ種に見られる)。また、多年型でも2年目以降は収穫量が激減するので、年を越えての栽培は行わないのが普通である。よって栽培上は一年生植物として扱う。
目次
1 概要
2 形態
3 うるち(粳)性ともち(糯)性
4 一般的な品種
4.1 国内うるち
4.2 国内もち
4.3 外国種
4.4 特殊な稲
4.5 観賞用
4.6 その他の米
5 栽培
6 主要病害虫
7 品種改良
7.1 交配法による
7.2 突然変異による
8 モデル植物研究
9 関連項目
10 参考文献
11 注釈
12 外部リンク
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概要頭を垂れる稲穂 ジャポニカ種コシヒカリ系 2007.8.29田植え後の早苗(初夏))イネの花10月初旬の稲穂収穫期の穂の拡大写真
アジアを初めとして、ヨーロッパ、南北アメリカ大陸で栽培される作物。稲には、この外に、西アフリカを中心に栽培されている O. glaberrima (アフリカイネ・グラベリマ)があるが、通常「稲」と言う場合は、 O. sativa を指す。なお、 O. glaberrima は一年生植物である。祖先はアジアやオセアニアに自生する O. rufipogon と推定されている。これら栽培稲に対して、野生稲 (Oryza australiensis) も存在する。
収穫物は米と呼ばれ、世界三大穀物の1つとなっている。稲の栽培(稲作)が日本列島に伝わった経路については3つの説があるが、その時期は縄文時代だと考えられている(→稲作の歴史などは「稲作」を参照)。また、米を発酵させて醸造酒とする醸造法も、ほぼ同時に中国大陸から伝来したものと考えられている(日本酒の歴史参照)。
稲は北海道北部を除く日本全土に広まり、現在、北は亜寒帯に属する北海道から亜熱帯に属する沖縄県まで、広い地域で栽培されている。
風媒花に分類されるが、開花時間が午前中から昼ごろまでの2-3時間と短く、ほとんどが自家受粉する。花は、頴花(えいか)と呼ばれ、開花前後の外観は緑色をした籾(もみ)そのものである。
農業上、種子として使われる籾は、生物学上の果実である玄米を穎(=籾殻:もみがら)が包んでいるもの。精白米(白米)は、玄米から糠(ぬか)層、胚など取り除いた、胚乳の一部である。