神島
面積0.76km2
海岸線長約3.9km
最高標高171m
所在海域伊勢湾 (伊良湖水道)
所属国・地域日本(三重県)
表・話・編・歴
神島(かみしま)は伊勢湾口に位置する、周囲3.9km、面積0.76km2の島である。
目次
1 概要
2 生活
3 地理・自然
3.1 地理
3.1.1 神島灯台
3.2 自然
4 教育
5 産業
5.1 漁業
5.2 観光
6 文化
7 交通
8 関連項目
9 外部リンク
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神島は三重県鳥羽市に属する。人口は500人あまりで過疎化が進んでいる。
古くは、歌島(かじま)、亀島、甕島などと呼ばれた。神島の名が示すように、神の支配する島と信じられていた。後に八代龍王を祭神として八代神社が設けられた。神社には、古墳時代から室町時代にわたる総数百余点の神宝が秘蔵されている。各種の鏡(唐式鏡、和鏡)や陶磁器などである。
鳥羽藩の流刑地であったため、志摩八丈と呼ばれたこともあった。
三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台になったことで知られ、5回行われた映画化ではロケ地となった。潮騒では歌島(うたじま)とされた。
毎年1月1日未明に行われる八代神社のゲーター祭りは、南北朝時代の太陽信仰とも言われ、1977年(昭和52年)に三重県の無形民族文化財に指定されている。
2006年(平成18年)神島は愛を誓いプロポーズをするのにふさわしい観光スポットとして、長崎県のハウステンボスや岡山県の倉敷チボリ公園などとともに恋人の聖地の30か所の1つに選ばれた。神島灯台そばの広場にプレートが設置されている。
水道かつては水を島内の2か所の小さなため池と井戸に頼っており、水不足にたびたび悩まされた。1979年(昭和54年)に鳥羽市より送水されるようになった。しかし、本土の鳥羽市内も頻繁に水不足に悩まされる地域であったことから、鳥羽市とともに神島を含む離島もまた1992年(平成4年)4月より『南勢志摩水道用水供給事業』の蓮ダムから給水を受けている。蓮ダムからの安定した給水により、水洗トイレ普及率が100%になるなど島民の生活の質が大幅に改善された。また、2007年10月には、船舶の投錨を原因とする海底送水管の破損により島全体が断水する事態に陥った。
電力電力に関しては島内に漁協が発電所を作った。離島振興法に基づき1964年(昭和39年)9月に中部電力へ譲渡された後に増強され、ディーゼル発電機4台を備える中部電力神島発電所となった。ばい煙や騒音、電力の安定供給などの問題を解消するため、2005年(平成17年)から鳥羽市西部の堅神変電所より8kmの海底ケーブルが敷設され、本土より送電されるようになった。なお、神島発電所はこの後も非常用として残されている。
ケーブルテレビ20世紀末より三重県がケーブルテレビ普及に力を入れたことから、鳥羽市と同じZTVのケーブルテレビが利用できるようになった。これに伴いブロードバンド接続も可能である。ケーブルテレビは鳥羽市の他の離島でも利用できる。
神島は伊勢湾の入口、渥美半島の伊良湖岬から伊良湖水道を挟んで約3.5km、志摩半島の鳥羽佐田浜港から約14kmで渥美半島寄りにある。鳥羽市側の菅島よりも伊良湖岬の方が近い。標高171mの灯明山を中心として島全体が山地である。平坦地は少なく、漁港周辺の斜面に民家が密集している。
平成12年国勢調査では世帯数は213世帯、人口は男260人、女274人の合計534人であった。『2001離島統計年報』によれば人口密度は703人/km2であり、全国の離島中15位である。
島の南部、神島小学校の横にはカルスト地形が見られる。青い海に白く輝く石灰岩が美しい。
神島と伊良湖岬の間は日本の三海門の一つとされる伊良湖水道で、江戸時代に御燈明堂が作られた。明治に入り燈明堂は廃止されたが、神島付近に暗礁があることがわかり、1910年(明治43年)に神島灯台が作られた。数回の改修を経たのちに1967年(昭和42年)3月に近代化され、鉄筋コンクリートの灯台となった。この灯台には暗礁(神島コヅカミ礁)の照射灯が併設されている。
1998年(平成10年)11月1日、第50回灯台記念日の行事として、日本の灯台50選を選ぶ投票が行なわれ、神島灯台は菅島灯台とともに日本の灯台50選に選定された。