神学(しんがく、英語:Theology, ドイツ語:Theologie, ラテン語:Theologia)は神および関係諸概念についての理論的考察を行う学問である。語源はギリシア語のθεολογια。θεο? (神)および λογο?(言葉)の合成語。「神についての議論(学問)」という意味。
目次
1 定義
2 歴史
3 分類
4 関連項目
5 参考文献
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日本の思想史研究の慣例では神学の語をもってキリスト教神学を指すのが一般的であるが、これは他宗教における神学を否定するものではない。他宗教における神学は「イスラム教神学」などと宗教名を冠するのが普通である。
方法論的には哲学とほぼ同一であり、哲学の部門視されることもある。しかし神学は理性によっては演繹不可能な信仰の保持および神の存在を前提とすることで、一切の思想的前提を立てない理性の学としての哲学とは異なる、とする見方が一般的である。このような立場に立つ思想家の例としてトマス・アクィナスなどが挙げられる。また、イエス・キリストへの信仰を前提とするという意味において宗教学とも異なっている。キリスト教学との違いについては、対象は変わらないがアプローチの方法が異なるという意見と、本質的な違いはないという意見がある。
なお特定の神学者の名を冠して「バルト神学」などという場合や、ある思想名を関してその思想との融合・発展を意味する場合(例:フェミニズム神学)もある。
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現代神学には、以下のような分類が存在する.
聖書学 ( ⇒Exegetical Theology) 旧約・新約聖書・正典論 ( ⇒Canonics) を研究する学問。
解釈学 ( ⇒hermeneutics) 解釈や釈義の基礎となる原理の研究。(クワドリガ ⇒Quadrigaなど。)
歴史神学 ( ⇒Historical Theology)(キリスト教史・教会史) キリスト教の歴史を考察
組織神学 ( ⇒Systematic Theology)
教義学 ( ⇒dogmatic theology) 神論・キリスト論 ( ⇒Christology)・三位一体論 (The ⇒Trinity)、教会論( ⇒ecclesiology)(教職論・会衆論)、サクラメント論(洗礼論・聖餐論など)、救済論 ( ⇒soteriology) 、終末論 ( ⇒eschatology)、。
信条学 ( ⇒symbolics) 使徒信条/ニカイア・コンスタンティノポリス信条など信仰箇条の研究。
弁証学 ( ⇒apologetics) 異教世界からの批判に対して、キリスト教信仰と教義の真理性を擁護するための研究。
実践神学 ( ⇒Practical Theology) (牧会神学)
道徳神学 ( ⇒Moral Teology) (キリスト教倫理( ⇒Christian Ethics)・決疑論 ( ⇒Casuistry))倫理・規範体系の研究。
説教学 ( ⇒Homiletics) 説教がキリスト教信仰において果たす役割について研究をして、説教の方法について教授をする。
典礼学 ( ⇒Liturgics) 典礼の意味内容・典礼史の研究。 なお、これはカトリックでの呼称で、礼拝学がプロテスタントでの呼称。
教会法 教会の基本法である教会法の研究。カトリック教会の教会法はカノン法 ( ⇒canon law)。
司牧学 キリスト教生活の実践的な方法の研究。 なお、これはカトリックでの呼称で、牧会学がプロテスタントでの呼称。
宣教学 ( ⇒Missiology)(伝道論)伝道・宣教の仕方について研究する。
キリスト教教育学 ( ⇒Christian Education)
解放の神学:差別されている人の視点から自ら解放するとともに、差別している人の両方を解放することを志向する。苦難を表す荊冠(ケイカン)の神学と呼ばれる場合もある。部落差別解放問題、族差別解放問題、障害者差別問題、路上生活者の人権等
哲学的神学 (トマス・アクィナスの神の存在証明など。)
霊性神学(神秘神学)
その他(未分類)
自由主義神学
ケリュグマ ( ⇒kerygma)
史的イエス ( ⇒historical Jesus)
弁証法神学 ( ⇒Neo-orthodoxy)(危機神学)
教父学 ( ⇒Patrology)
神義論 ( ⇒theodicy)
マリア神学
フェミニスト神学:キリスト教の中に根強く働いている男性中心で、女性と子供を差別する見方を改め、特に差別されてきた女性の視点から聖書を捕らえ直すことを志向する。性差別/ジェンダー問題、子どもの人権