硫酸バリウム 硫酸バリウム(りゅうさんバリウム、Barium sulfate)は組成式 BaSO4 で表わされる、バリウムイオンと硫酸イオンからなるイオン結晶性の化合物。天然には重晶石 (Barite, Heavy Spar) と呼ばれる鉱物として大鉱床を形成して存在し、各種のバリウム製品の原料として使用されている。 純粋なものは無色の結晶であるが、一般的には鉄、マンガン、ストロンチウム、カルシウムなどの不純物を含み、黄褐色または黒灰色を呈し、半透明な鉱物である。鉛、ラジウムを含む北投石が知られる。 化学反応による合成品は医薬用(X線造影剤)に用いられるほか、化学的に安定な性質を応用して塗料、プラスチック、蓄電池等に広く使用されている。医療用の造影剤としての年間推計使用者数は約1,750万人である。 におい・味はない。白色粉末または無色の板状あるいは柱状晶。水には極めて難溶であり、溶解度は 18 ℃ で 0.22 mg/100 mL、100℃で 0.40 mg/100 mL である。 酸、アルカリにもほとんど溶けないが、塩酸と煮沸すると一部溶解する。また濃硫酸には熱時酸性塩 Ba(HSO4)2 を生じて溶ける。 中和すると硫酸バリウムが白い沈殿として生成する。 ご自身の健康問題に関しては、専門の医療機関に相談してください。免責事項もお読みください。 胃液や腸液に溶解せず、消化管から吸収されないので、バリウムイオンに起因する毒性はないとされる。このため、バリウム化合物は一般に劇物の指定を受けているが、硫酸バリウムは劇物から除外されている。しかし、厚生労働省による発表によると医療用の硫酸バリウム製剤には副作用の疑いがある。稀に薬物過敏症によるショック症状を引き起こすほか、その高比重の特性から、便秘などで消化管の同一箇所に留まった場合に穿孔
IUPAC名硫酸バリウム
別名
組成式BaSO4
式量233.39 g/mol
形状白色粉末または無色結晶
結晶構造斜方晶系
CAS登録番号[7727-43-7]
密度と相4.5 g/cm3, 固体
水への溶解度0.22 × 10?3 g/ 100 mL (0 ℃)
0.40 × 10?3 g/100 mL (100 °C)
融点1600 °C(分解)
沸点°C
出典 ⇒ICSC
目次
1 性質
1.1 中和による沈殿
2 毒性
3 用途
3.1 日本薬局方硫酸バリウム
3.2 沈降性硫酸バリウム
3.2.1 簸性硫酸バリウム
4 関連項目
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日本薬局方硫酸バリウム
造影剤 - X線をよく吸収するため、内服することで消化管の形状をX線で撮影できるようにする。
化粧品
医薬品
食品用容器充填剤
沈降性硫酸バリウム
塗料
印刷インキ
顔料
ゴム
プラスチック
製紙
蓄電池
簸性硫酸バリウム
塗料
ブレーキライニング
ゴム
プラスチック
硝子
放射線防護
関連項目
砂漠のバラ - 石膏や硫酸バリウムがバラ形の結晶になった石。
重晶石(鉱物)
カテゴリ: バリウムの化合物 | 硫酸塩 | 医薬品
更新日時:2008年9月25日(木)13:00
取得日時:2008/10/11 21:14