破壊活動(はかいかつどう、英 sabotage)とは、生産設備や輸送機械の転覆、障害、混乱や破壊を通して敵、圧制者または雇い主を弱めることを目的とする意図的な行動をさしていう言葉である。サボタージュともいう。日本語のサボるという言葉は、このサボタージュから由来する。
日本語での「サボタージュ」は労働争議の手段としての同盟怠業、または単に怠けることを意味することが多い。英語の「sabotage」には怠業の意味はなく、怠業は「 ⇒slowdown」と呼ばれる。サボ(木靴)
目次
1 起源
2 戦争行為の中の破壊活動
3 犯罪の一部としての破壊活動
4 仕事場での破壊活動
5 環境保護のための破壊活動
6 政治的破壊活動
7 製品破壊活動
7.1 安っぽい包装
7.2 広告から商品を省略すること
7.3 複製の製造
8 軍隊での武器破壊規定
9 本文注
10 関連項目
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サボタージュという呼び名は、産業革命の初期に由来すると考えられてきた。怒った、若しくは不満がたまった労働者が、彼らの履いていたシューズまたは木靴 ( ⇒en) (「サボ」とフランスで呼ばれていた)を動力化された織機 ( ⇒en) の機構部分の中に放りこんで壊し、繊維工場の操業を事実上妨害していたという説に由来する。このことは、ラッダイト運動を暗示するものの最初の一つとして、良く引き合いに出される。しかしながら、この語源は非常に疑わしい。木靴での破壊活動自体が、この言葉の起源である時代からの報告から全くないということが知られているのである。
戦争行為の中の破壊活動ヴェモルク水力発電所(ノルウェー南部のテレマルク県) ナチス・ドイツの原爆製造につながる重水生産を妨害するため、数次の破壊活動 ( ⇒en:Norwegian heavy water sabotage) が1942年から1944年にわたり遂行された
戦争では、この言葉は、戦争の当事者である軍隊とは無関係な個人や団体が行う破壊行動を記述するときに用いられる。特に、外国のエージェントや原住民の支持者などが、その行動が生産拠点や戦争遂行には不可欠な施設(例えば器材、工場、ダム、公共事業、貯蔵プラント、物流経路)を破壊する、もしくはそれらに損害をあたえることに終わるときに良く使われる。テロリズムとは違い、破壊活動には、一般には人員に打撃を与えることを主要な目的としていない。破壊活動家は通常敵として区分される、スパイのように、検察官による公訴を免れえないかもしれないし、戦争捕虜としての抑留 ( ⇒en) の代わりに刑事罰を受ける可能性がある。反戦主義者に対して、この言葉を元の意味から多少外れていても使うのは、戦争中に影響力を保ち続けた政府や戦争方針の支持者にとっては一般的なことである。同様に、ドイツ民族主義者たちは、第一次世界大戦の賠償金(いわゆる背中への一突き ( ⇒en:Stab_in_the_back_legend) )をドイツへの破壊活動と捉えた[1]。
一部の犯罪者は、金を強請り取るために破壊活動に関わった。例を挙げると、1990年代終わりごろ、クラウス・ピーター・サボッタ ( ⇒en) がドイツ鉄道を破壊したことである。一千万ドイツマルクをドイツ国内の鉄道運営団体であるドイツ鉄道から強奪しようとしたのである。彼は、現在、無期刑に処せられて服役中である。
不満を持った労働者が、機材に損害を与えるか、破壊をするか、仕事場の滑らかな動きを妨害するかするとき、それは「仕事場破壊活動」と呼ばれる。いくつかの労働争議はこの活動を含む。ときどきモンキーレンチング ( ⇒en) と呼ばれることがある。例えば、世界産業労働組合のような、過激な労働組合は自衛の手段と不公平な労働条件に対する直接行動 ( ⇒en) として破壊活動を主唱した。これらの方法の大部分のユーザーは、彼らの行動を抑圧に対する正義の行為として簡単に正当化する。それに呼応して、雇用者は破壊活動の防止をし検出するために警備員を雇い入れる。
特定の環境団体は、環境破壊を直ちに抑止するための手段、または地球とその市民にとって有害であると考えられる最新技術の形に対しての見た目にすぐわかる反論を作り出すための手段として資産の破壊に転向する。