大砲(たいほう)は、兵器の一種で、巨大な弾丸を発射して敵を破壊・殺傷する火器の総称。砲・火砲もほぼ同義。
目次
1 概要
2 大砲の種類
2.1 用途等による分類
2.2 構造による分類
2.3 明治以前に日本で用いられた大砲
3 略史
4 逸話
5 その他
6 関連項目
7 外部リンク
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これに分類される火器は重火器であり、銃よりも口径が大きい物とされる。ただし、この銃と砲との境界となる口径のサイズは軍や時代によって異なる。数える際の単位は挺ではなく"門"である。一般的には「銃よりも威力(殺傷力や破壊力)の大きな火器」と認識される。大砲の弾を砲弾といい、大砲を専門に扱う兵を砲兵、特に発射する人を砲手という。
大砲はその形状・構造や用途・歴史的経緯等によって様々な分類がある。なお、やや銃との口径の差異が不明確な機関銃でも「砲」と名の付く種類の物も、他の大口径の機関砲に分類される事もあるため便宜的に記載する。
用途等による分類5"/54 caliber Mark 45 射撃の瞬間M198 howitzer 射撃の瞬間
用途、歴史的分類による種別は以下の通り
カノン砲 ( ⇒gun)
榴弾砲 ( ⇒howitzer)
迫撃砲 ( ⇒mortar)
臼砲 ( ⇒mortar)
無反動砲 ( ⇒recoilless rifle)
ロケット砲 ( ⇒rocket launcher)
歩兵砲 ( ⇒infantry gun)
野砲 ( ⇒field howitzer)
対戦車砲 ( ⇒anti tank gun)
対空砲 ( ⇒anti aircraft gun)
高射砲
機関砲 ( ⇒Autocannon)
ガトリング砲
チェーンガン
戦車砲 ( ⇒tank gun)
山砲 ( ⇒mountain gun)
列車砲 ( ⇒Railway gun)
クルップ砲
海軍砲
速射砲
原子砲
構造による分類
ライフル砲砲身の内側の螺旋条により、砲弾の飛翔時に回転を加えることによって、弾道の安定を図る方式の砲
滑腔砲砲身の内側が滑らかになっている砲、初速が高いのが特徴
ゲルリッヒ砲砲尾から砲口にかけて口径が小さくなってゆく砲。口径漸減砲とも呼ばれる
多薬室砲(その形状からムカデ砲とも呼ばれる)通常は尾栓側に入れられた装薬の力によって砲弾を発射する所を、複数の薬室を設け段階的に加速する事で射程距離の延長などを目指した砲
イブン・ハルドゥーンをはじめとした複数の歴史家が、13世紀のマグリブ地方で大砲が使われたと著述している。
大砲の初期の歴史においてこれを効果的に使って大きな成功を収めたのは、オスマン帝国が有名である。1453年のコンスタンティノポリス包囲戦では、オスマン帝国のメフメト2世が大砲(ウルバン砲)を採用して戦果を上げた。
1494年にシャルル8世は牽引可能な車輪付砲架を備えた大砲を引き連れてイタリアに侵入し、旧来の高い城壁を簡単に粉砕したことで築城術の革命を誘発した。
1571年のレパントの海戦におけるスペインを中心とした連合軍による地中海の覇者オスマン帝国の撃破には、大砲の火力も大きく貢献した。