砥石
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砥石(といし)は、金属岩石などを切削、研磨するための道具
目次

1 概要

2 用途

3 歴史

4 関連項目

5 外部リンク

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概要

天然のものと人造のものとがある。人造砥石は19世紀にアメリカ合衆国で製造が開始された。均質であり入手も容易であることから、現在では広く流通している。天然物は、刃物へのアタリが柔らかいことなどを理由に、依然として愛好者が多く、日本では地域ブランドとして丹波青砥、日照山、中山(いずれも京都府)や天草(熊本県)などが著名。

砥石の粒子の大きさにより、荒砥(あらと)、中砥(なかと)、仕上げ砥(しあげと)の3種に大別される。天然砥石の原料は堆積岩であり、荒砥は砂岩、仕上げ砥は粒子の細かい泥岩粘板岩)からつくられ、なかでも放散虫の石英質骨格が堆積した堆積岩が良質であるとされる。人造砥石の原料は主に酸化アルミニウム及び炭化ケイ素であり、製法と添加物によりそれぞれ数種以上の特性に分かれる。その他ダイヤモンド立方晶窒化ホウ素ガーネットなども原料として用いられる。


用途

主に、金属製の刃物の切れ味が落ちた際に、切断機能を復元するために使用される。また、用途によって種類も多くある。人手で刃物を研ぐ砥石は長方形が多いが、動力を利用するものだと厚みのある円形で、外周端面を使って研ぐものと円形の面を使い水平に回転させて研ぐものがある。

砥石は、これらの原料の種類、粒度(原料の粗さ)、結合度(原料を結びつける強さ)、組織(原料の密集度)、結合材(粉末の原料を固める材料)などのファクターを選定する事により、あらゆる金属、及び非金属を高精度に研削することができる。

砥石は後述のように人類の初期からの道具であるが、現代では切削工具(バイトドリル等)では得られない加工精度を得るための工具として重用されている。


歴史

砥石の利用は古く、磨製石器の製作に利用された時まで遡り、新石器時代以降、あらゆる年代の遺跡から出土し、もっとも初期の道具の一つであるといえる。

日本では縄文時代の遺跡から、石器とともに面状・線状磨痕(明らかに研磨に利用されて磨耗したと思われる痕跡)のある砂岩などが、弥生時代には、墳墓から副葬品として鉄器とともに整形された砂岩が出土している。

遺跡の出土場所には産しない研磨用と思われる岩石も多く発掘されており、すでに商品としての価値が見出され、より研磨に適した材質のものが選別され、砥石として流通していたものと考えられている。

日本は複雑な造山活動により、地底奥深くにあることで地圧により固められた良質な砥石となる堆積物の地層が採掘可能な深さまで隆起している事が多いため、日本で採掘される砥石は良質で、現代も世界各地に輸出されている。この良質な砥石を用いて日本では高度な研ぎの技術が発達したため、硬度の高い刃物を製作する事が可能になり、これに支えられ、日本刀も発達した。一方、大陸部では造山活動が少ないため深部の地層が隆起することはあまりなく、日本ほど良質の砥石が採掘されないため、加工の容易な、日本と比べ柔らかめの刃物を好むようになるなど良質な砥石の有無は刃物文化に大きな影響を与えた。この硬軟の好みは現在でも続いている。


関連項目

包丁

日本刀

主要メーカー


ディスコ

エラステック

アライドマテリアル

旭ダイヤモンド工業

名古屋ダイヤモンド工業

ノリタケカンパニーリミテド(研削砥石の国内最大手)

エフエスケー(軸付砥石国内シェアトップ)

ニートレックス


外部リンク

ディスコHP

エラステックHP

ニートレックスHP
カテゴリ: 道具

更新日時:2008年9月13日(土)02:31
取得日時:2008/10/04 07:49


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki