皇帝(こうてい、ラテン語:imperator, Caesar 英語:emperor ドイツ語:Kaiser ギリシャ語:Βασιλευ? ロシア語:царь, император)は、君主の称号(君主号)の一種である。女性の場合、女帝、女皇などと言うこともある。なお、皇帝の后妃を皇后という。
今日、国際的に承認されている国家の元首で皇帝( ⇒Emperor)号を対外的に使用するのは、日本の天皇( ⇒Emperor of Japan)のみである。
目次
1 概要
2 東アジアの皇帝
2.1 「皇」と「帝」
2.2 「皇帝」の登場
2.3 皇帝の定着
2.4 皇帝の乱立
2.5 日本の天皇あるいは皇帝
3 ヨーロッパの皇帝
3.1 ローマ帝国
3.1.1 元首政
3.1.2 専制君主制
3.2 東ローマ帝国
3.3 西ヨーロッパ
3.3.1 カール大帝の「西ローマ帝国」
3.3.2 神聖ローマ帝国
3.3.3 フランス皇帝ナポレオンと「ローマ皇帝」の消滅
3.3.4 19世紀の皇帝と西ヨーロッパ的皇帝の消滅
3.4 東ヨーロッパ
3.4.1 ブルガリア帝国とセルビア
3.4.2 ロシア帝国
4 東アジアの皇帝とヨーロッパの皇帝
5 その他の地域の皇帝
5.1 ペルシア帝国
5.2 イスラム圏
5.3 インド
5.4 中・南アメリカ
5.5 アフリカ
6 自称皇帝
6.1 皇帝に即位したものの広く認められなかった人物
7 ニックネームとして
7.1 皇帝と呼ばれる選手
8 皇帝の一覧の一覧
9 関連項目
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国の上に立ち、多数の国々と諸民族を支配するという意味があり、皇帝の支配する国を帝国、皇帝を戴く君主政体を帝政と呼び、世襲の場合が多い。しかし、以上の諸点にはそれぞれ無視できない例外がある。
現代の日本語で「皇帝」とは、東アジアで使われていた秦の始皇帝を起源とする称号と、ヨーロッパで使われていた古代ローマのインペラトル、カエサルを起源とする称号の2つ、あるいはこれらと同等と見なされるものを指す。どういったものが同等かについて定まった基準はなく、時代や人により異なる。皇帝・帝国という概念を時代、地域に関わりなく当て嵌めていた時期もあったが、現在では無理に翻訳せずに元々の称号をそのまま使用する事が多くなっている。
「皇」という漢字は、「自」(はじめ)と「王」の合字であり、人類最初の王を意味している。中国の伝説で最初に中国を支配したのは、三皇であるとされている。また、「帝」という漢字は、元来、3本の線を中央で束ねるという意味(現代ではこの意味で用いる時は、糸偏をつけた「締」と表記する)である。ここから、宇宙の全てを束ねる至上神という意味で「帝」が用いられるようになった。至上神という意味での「帝」は殷人が用いたものである。殷人は、祖先や太陽・月・山河などを神として崇めており、これらの神々の内、最高位にあるものを「帝」あるいは「上帝」と呼んだ。殷の支配者は,亀卜(卜占の一種。