『白雪姫』(しらゆきひめ、Schneewittchen、Schnee weischen標準ドイツ語)とは、ドイツのヘッセン州地方の民話。後にグリム兄弟(ヤーコプ・ルートヴィヒ・カルル・グリム、ヴィルヘルム・カール・グリム)の『グリム童話』("Kinder und Hausmarchen" (KHM))に収載された。KHM 53番目の童話。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。ガラスの棺に入れられた白雪姫
目次
1 ストーリー
2 キャラクター
2.1 白雪姫
2.2 最初の王妃
2.3 新しい王妃
2.4 七人の小人
2.5 王子
2.6 魔法の鏡
3 『白雪姫』の変遷
3.1 初版グリムでの記述
3.2 ディズニー映画の白雪姫
3.3 その他
4 日本語訳
5 関連項目
6 参考文献
7 外部リンク
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白雪姫というとても美しい王女がいた。彼女の継母(グリム童話初版本では実母)である王妃は、自分が世界で一番美しいと信じており、彼女の持つ魔法の鏡もそれに同意したため、満足な日々を送っていた。
白雪姫が7歳になったある日、王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しい女性は?」と聞くと、白雪姫だという答えが返ってきた。王妃は怒りのあまり、猟師に白雪姫を森に連れて行き、白雪姫を殺し肝臓(※作品によっては心臓、となっている)をとってくるように命じる。白雪姫を不憫に思った猟師は彼女を殺せず、代わりに森の中に置き去りにしイノシシの肝臓をかわりにする。王妃はその肝臓を塩茹にして食べた。
白雪姫は、森の中で7人の小人(sieben Zwerge、英訳ではドワーフ)たちと出会い暮らすようになる。しかし、王妃が魔法の鏡に「世界で一番美しいのは?」と聞いたため、白雪姫がまだ生きている事が露見。王妃は物売りに化け、小人の留守を狙って胸紐を白雪姫に売り、胸紐を締め上げ息を絶えさせる。
帰ってきた7人の小人が胸紐を切って白雪姫を助け出すと、再び魔法の鏡により生きている事が露見。 毒つきの櫛を作り、白雪姫の頭に櫛を突き刺して白雪姫は倒れた。しかしまた、7人の小人が櫛を抜き蘇生させた。
そしてまたまた魔法の鏡により生きている事が露見。 王妃は、白雪姫を殺そうと毒リンゴを作り、リンゴ売りに化けて白雪姫に食べさせた。
白雪姫は毒リンゴを食べて倒れ、帰ってきた小人たちに発見されるが、小人たちは白雪姫が倒れた原因を見つける事が出来なかった。白雪姫は死んでしまった、と悲しみに暮れた小人たちは、白雪姫をガラスの棺に入れる。そこに王子が通りかかり、白雪姫を一目見るなり、死体でもいいからと白雪姫をもらい受ける。
家来に棺を運ばせるが、家来は途中で疲れて、やつあたりで棺から白雪姫を出し殴ると白雪姫は喉に詰まっていたリンゴのかけらを吐き出し、息を吹き返す。
その結婚披露宴で、王妃は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ、死ぬまで踊らされた。
白雪姫
雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のように黒い髪を持つ少女。7歳のとき、王妃(継母、グリム童話初版本では実母)より美しく育ったために城を追い出され、その後小人の家で暮らす。王妃によって、10歳の時に毒リンゴを食べさせられることになる。
モデルはドイツの村「ローア・アム・マイン」に実在した「マリア・ソフィア・マルガレーテ・カタリーナ」姫。
最初の王妃
針仕事中に誤って針を指に刺すが、その血が白い雪の上に滴ったのを見て、肌は雪のように白く、唇は血のように赤く、髪は黒檀のように黒い子供が欲しいと思い、その思い通りの子供が生まれたが、すぐに息を引き取ってしまう。(グリム童話初版本では死なない。)
新しい王妃
自分が一番美しくなければ気が済まない女性。毒リンゴを作り白雪姫に食べさせる。最期は真っ赤に焼けた鉄の靴を履かされ死ぬまで踊らされる。(グリム童話初版本では白雪姫の生母である王妃と同一人物)
七人の小人
sieben Zwerge。家から追い出された白雪姫を「ご飯を作り、寝床をしつらえて、洗濯をして、縫い物や編み物をして、どこもかしこもきれいにする」という条件付きでかくまってくれる。
小人の中には森の植物の研究をしていた。
Doc(ドッグ)、Grumpy(グランピー)、Happy(ハッピー)、Sleepy(スリーピー)、Bashful(バシュフル)、Sneezy(スニージー)、Dopey(ドッピー)。
(初版のグリム童話では、死体愛好家とされている)
魔法の鏡
自分の美の基準で実直に答える融通の利かない、自我を持った鏡。
この物語は、グリムの他の物語同様に様々な変遷を経た。