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白蛇伝(はくじゃでん)は中国の説話。詳細は本項。
白蛇伝(はくじゃでん)は日本最初のカラー長編アニメ映画。詳細は本項。
目次
1 民話『白蛇伝』
2 アニメ映画『白蛇伝』
2.1 映画が作られるまで
2.1.1 発端から企画の始動まで
2.1.2 東映動画の誕生と動画スタジオの建設
2.1.3 フィルムボードとライブアクションの試み
2.2 その後の影響
2.3 スタッフ・出演者一覧
3 ミュージカル『白蛇伝 ?White Lovers?』
3.1 キャスト
3.1.1 女性
3.1.2 男性
3.2 スタッフ
4 外部リンク
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民話『白蛇伝』頤和園の回廊に描かれた白蛇伝説
白蛇伝(はくじゃでん)は中国の説話。かなり古くから小説や戯曲などの題材とされてきた。白蛇の化身である女性が中心人物で、人間の男性と恋に落ち夫婦となるが、正体が知られ退治されるという異類婚姻譚が物語の大きな枠組み。しかし翻案された作品には、恋愛の部分に重点が置かれハッピーエンドを迎えるものもある。
この説話を元に書かれた日本の文学作品には、上田秋成『雨月物語』中の『蛇性の淫(じゃせいのいん)』などがある。また、日本初のカラー長編アニメ映画『白蛇伝』は、この説話を題材としている。
なお、この伝説は、古代ギリシアのラミアと関係があるという指摘がなされている。
参考文献:『蛇女の伝説』南條竹則、平凡社新書059、2000年 ISBN 4582850596
白蛇伝(はくじゃでん)は、中国の説話『白蛇伝』を題材にした、日本最初のカラー長編アニメ映画である。この映画が作られるまで、日本には長編アニメ映画制作のシステムがなかった。スタッフ達は、他国のアニメの研究からアニメーターの養成、アニメ用撮影機材の開発などまで着手しつつ、2年がかりで作りあげていった。
この映画の制作に携わったスタッフは、その後の日本アニメ界を牽引する役割を担っていった。また宮崎駿のように、この映画を観た経験がアニメ界に入るきっかけの一つとなった人物もいる。
演出は、それまで東宝教育映画部で短編アニメを製作していた藪下泰司。製作は東映動画。配給は東映。公開日は1958年10月22日。声の出演者は森繁久弥と宮城まり子。彼らの台詞を劇作家の矢代静一が執筆。他に、人物の動きをトレースしてアニメ化する手法「ライブアクション」のために、水木襄、松島トモ子や、当時東映に入社したばかりの佐久間良子らが起用されている。
日本発のカラー長編アニメ『白蛇伝』が作られるきっかけとなった映画に、『白夫人の妖恋』(1956年、東宝)がある。池部良、山口淑子、八千草薫ら出演したこの実写映画は、中国の説話『白蛇伝』を題材にしていた。この映画は香港で興行的に大成功を収めた。これを受け、『白夫人の妖恋』をアニメ化する企画が、香港の映画界から東映に持ち込まれた。
これがきっかけとなり、東映社長・大川博(当時)は、香港の下請けとしてでなく、独自の本格的なアニメ映画をつくることを考え始めた。当時大きな興行収益を上げるアニメはディズニー映画のみだったが、日本においてアニメ映画製作の体勢を整えていけば、将来大きな産業になるのではないかという、鉄道省の役人から東急の専務、そして東映の社長へと叩き上げてきた大川の、経営者としての予測もあった。
2時間規模のカラーアニメ映画を目指し、東映の教育映画部が中心となって『白蛇伝』の企画がスタートした。この企画のために集められたスタッフには、赤川次郎の実父である教育映画部の赤川孝一、キャラクター原案と美術を担当する岡部一彦、NHK技研出身で美術担当の橋本潔、演出担当の藪下泰司などがいる。