全国独立UHF放送協議会(ぜんこくどくりつユーエイチエフほうそうきょうぎかい、Japanese Association of Independent Television Stations)とは、地上系によるテレビジョン放送を行う日本国内の放送局のうち、いわゆるネットワークに属していないもので構成される団体である。略称はJAITS・独立U協。
本協議会に所属する放送局は、UHF帯による放送を行っている事、及びキー局の系列ネットワークに参加していない事から、「独立UHF放送局」と呼ばれている。
目次
1 概説
1.1 名称について
1.2 加盟局同士のつながり
2 独立UHF放送局各社とキー局との関係
2.1 テレビ東京系列
2.2 日本テレビ系列
2.3 テレビ朝日系列
2.4 TBS系列
2.5 フジテレビ系列
2.6 ジャパンコンソーシアム
2.7 その他
3 独立UHF放送局発の全国ネット番組
4 独立UHFテレビ放送局番組編成の特徴
5 独立UHF放送局の一覧
6 脚注
7 関連項目
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参加している民放テレビ局(以下「独立UHF局」)は、キー局を中心としたテレビネットワーク系列に属さない、又は属する事ができない局である。日本の地上波民放テレビにおいては、ネットワークセールス枠に限りキー局がネットワーク系列に参加する地方局にスポンサー付きでネット保証金を支払い、系列地方局はこれを受けてネット放送を行うのが一般的であるが、既存の系列局が存在する広域放送エリア(広域圏)の一部に於いて開局した県域局はテレビネットワークに参加できず、ネットワークセールスの対象になり得なかったためである。従って理論上は関東・中部・近畿の3つの広域圏内(16都府県)に独立UHF局開局の可能性がある[1]事になるが、実際には茨城・愛知・大阪の3府県には存在しない(後述)。
ネットワークセールスの対象にならない事から安定的な収入が少ないため、一部の局を除き、経営は苦しい。しかし、広域放送各局の番組は都府県別のローカル情報が県域放送に比べて相対的に不足する事や、キー局の番組編成の影響が強いテレビネットワーク系列局とは比べものにならない自由な編成が可能であるという利点も見逃せない。また、系列とは関係ない点を逆手に取り、自局の映像をキー局すべてに送る[2]ケースや、逆に広域局と重複して番組を受けた上で大半を自社制作に差し替える(高校ラグビー)といったケースもこれまで実際に存在している。
前述の通り、広域圏のうち茨城・愛知・大阪の3府県には独立UHF局がない。1979年にテレビ埼玉が開局したのを最後に、独立UHF局の開局自体が途絶えていたが、1995年には東京都が出資した都域ローカルのテレビ局東京メトロポリタンテレビジョンが開局。(ただし開局後しばらくは協議会に加盟せず)長らく独立UHF局が存在しなかった栃木県にも1999年にとちぎテレビが開局した。
栃木県とともに独立UHF局が存在しなかった茨城県ではAMラジオ県域局の茨城放送がラテ兼営での開局を目指していたものの予備免許取得に至らず断念。地上デジタルテレビジョン放送への移行を目前に控えての現段階では県域放送局を運営する会社の設立目処も立たなくなり、その結果地上アナログ放送の新規開局用周波数割り当てが取り消されてしまった[3]ため、同県での独立UHF局開局は早くても地上アナログ放送終了後まで先送りされる結果となった[4]。なお、独立UHF局がない中京広域圏の愛知県と近畿広域圏の大阪府にはテレビ東京系の県域放送局が存在するため、複数の県域放送局を開局する動きも見られず、独立UHF局用の電波割り当てもないのが現状である。[5]
独立UHF放送局は以下のようにと呼ばれる事がある[6]。(呼び名については一貫性がなく、放送局・番組・作品・俳優・キャスト関連の媒体で使用されている。)
「全国U局」「独立UHF系」「独立UHF局」「独立U局」「UHF系」「UHF局」「U局」「地方U局」「県域UHF局」
これは広域放送各局の中で親局がUHFの中京テレビを除きVHF放送となっているため、これらと対比した用語として通称されているためである。だが、全国的に見れば親局がUHF波で送信しているキー局系列局は多数存在している上、UHF放送で行われるデジタル放送に完全移行すれば地上波のテレビ放送はすべてUHF波送信に統一されるため、この用語は実態にそぐわなくなると言える。