独立国家共同体(どくりつこっかきょうどうたい、英語: Commonwealth of Independent States, CIS、ロシア語: Содружество Независимых Государств, СНГ、ウクライナ語: Сп?вдружн?сть Незалежних Держав, СНД)は、旧ソビエト連邦の12カ国で形成された緩やかな国家連合体。後述するようにトルクメニスタンが準加盟国になったため、現在の正式加盟国は11ヶ国である。ベラルーシの首都ミンスクに本部が置かれている。
目次
1 概要
1.1 創立
1.2 民主主義と経済発展の機構(GUAM)
1.3 ユーラシア経済共同体(EurAsEC)
1.4 バラ革命、オレンジ革命
2 機構
3 加盟国
4 関連項目
5 外部リンク
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1991年12月8日、ロシアのボリス・エリツィン大統領、ウクライナのレオニード・クラフチュク大統領、ベラルーシのスタニスラフ・シュシケビッチ最高会議議長はベラルーシのベロヴェーシの森で、ソ連邦の消滅と独立国家共同体(CIS)の創立を宣言した(ベロヴェーシ合意)。続いて12月21日、カザフスタンでの首脳会議にグルジアを除く8カ国も参加してアルマトイ宣言に調印した。1993年にはグルジアも含めて12カ国すべてが加盟した。
ソビエト連邦解体時に、連邦を構成していた15カ国のうちの12カ国によって結成されたゆるやかな国家連合体。当時の欧州共同体(EC)型の組織をモデルにしたが、独自の憲法や議会をもっていない。日本では英語名の略称であるCISの名で言及されることが多い。
旧ソ連を構成した全15国のうち、バルト三国はCIS設立前に独立したため加盟せず、2004年5月1日に欧州連合に加盟した(この三国は軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)にも加盟した)。グルジアも発足当初は参加していなかったが、1993年に加盟した。また、トルクメニスタンは原加盟国だが、永世中立国を宣言したため、加盟資格を永久停止して、準加盟国として参加している。
なお、1992年のバルセロナとアルベールヴィルにおけるオリンピックでは、旧ソ連が統一した選手団を送ることとした。グルジアが当時はまだ加盟していなかったため、地域名はCISもフランス語のCommunaut? des ?tats ind?pendants (CEI) も用いられず、英語のUnified Team にあたるフランス語の?quipe Unifi?e からEUN と表記された。日本のマスメディアではCISとも呼ばれたりしたが、「旧ソ連統一チーム」とでも呼ぶべきだった。(詳しくはバルセロナオリンピック#EUN、アルベールビルオリンピック#EUN)
ソ連崩壊によって誕生したCISであるが、加盟各国にとって(西側にとっても)最大の懸案は、各地に置かれた膨大な軍事施設、戦略核、弾道ミサイルであり、特に核戦力がベラルーシ、ウクライナ、カザフスタンによって大量に保管されていたことは脅威であったが、CISによってロシアが一括管理することが取り決められた。カザフのICBM用核弾頭650発は1995年4月に撤去。ベラルーシは核弾頭18発を1995年末、ICBM 18基を1996年に撤去。ウクライナにはICBM 176基、戦略爆撃機46機、核弾頭は実に1592発を保有していたが、第一次戦略兵器削減条約のリスボン議定書に基づいて、全てロシアの管理下におかれた。またカザフに建設したバイコヌール宇宙基地はロシアがカザフに使用料を支払うこととした。
一方、グルジア・ウクライナ・アゼルバイジャン・モルドバの4カ国は、1997年に結成したGUAM(一時ウズベキスタンも参加、2006年に「GUAM 民主主義と経済発展のための機構」へ改称)を強化する方針を示しており、対立が深まっているといえる。これらの国は、2006年7月のCIS首脳会談に欠席することで、ロシアへ対立姿勢を示している。
設立からしばらくは、ボリス・エリツィンのロシアが安定しなかったこともあり、共同体としての連携は目立たず、その間に、新設国は概ね強大な権力を持った大統領が治める独裁国家となった。