牽引自動車(けんいんじどうしゃ)とは、自動車(主に貨物自動車)の形態の一つ。運転席と荷台や客車が分離できる構造のもので、前者をトラクター(またはヘッドまたはけん引車)、後者をトレーラー(被けん引車)と呼ぶ。
なお、日本の道路交通法の規定では、「牽引自動車」、「牽引車」とも牽引する側(トラクター)のみを差し、牽引される側の車両(車両総重量が750kgを超えるもの)を「重被牽引車」としている。同法ではその両者を一まとめに呼称する用語は規定されていない。牽引自動車の運転資格については運転免許を参照。
「牽」が常用漢字外の文字であることから、警察関連の法令では「牽」の字に「けん」とルビを付し、他府省関連の法令では「けん引」と表記する例が多い。
目次
1 日本での歴史
2 種類と特徴
2.1 セミトレーラー
2.2 フルトレーラー
2.3 ポールトレーラー
2.4 その他
3 用途・積荷による分類
3.1 バン・ウィング型
3.2 平ボディー型
3.3 タンクローリー
3.4 低床式トレーラー
3.5 ダンプトレーラー
3.6 キャリアカー
3.7 コンテナ
3.8 キャンピングトレーラー
3.9 ライトトレーラー
3.10 トレーラーバス
3.11 戦車トランスポーター
3.12 教習車
4 日本での各種規制
5 特有現象
6 その他
7 関連項目
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1930年にアメリカ合衆国から10台のトレーラーが初めて輸入された。
国産としては、1944年に日本通運が特殊自動車として初の国産トレーラーを製作。
終戦後、日野自動車が1946年にボンネットタイプのトラクターと、平ボディ型のトレーラー(15t積)、1947年に客車タイプのトレーラー(150人乗り)の生産を始め、対抗するように1951年には三菱重工業(現在の三菱ふそうトラック・バス)もトラクタを製造した。
1960年代に入ると高速道路を初めとする全国の道路整備状況が著しく発達した事(モータリゼーション)や建設系重機の生産が増大した事を受け、高出力かつ高速走行が可能なトラクターの開発が進んだ。
詳細はセミトレーラを参照
日本では最も一般的なトレーラー。縦列駐車や後退が可能。あらゆる用途(#用途・積荷による分類参照)のトレーラーに使われる。
トラクタとトレーラーの両方が連結される事を前提とした構造になっており、連結時にはトラクタの第5輪(連結部分)がトレーラーの前輪を兼ねる。トラクター単体には積載スペースがなく、トレーラー単体には前輪がないため、非連結時にはどちらも運搬車としての役割を果たさない。
フェリーなどに荷物を積み込む際には荷台のみ切り離して運搬することが可能なため、運転手の人件費を安く抑えることができる。
なお、トラクター側の連結器はカプラー、トレーラー側の連結装置はキングピンと呼ばれる。欧州型ドリー
写真はトラクターのカプラーとトレーラーのドローバーを一点でつなぐ「Aドリー」
詳細はフルトレーラーを参照
一台の貨物車の後ろに単体の荷台が連結されたもの。セミトレーラーと違い、トレーラーの荷重がフルにトレーラー自身にかかるため、区別して呼ばれる。 トラクター(フルトラクター)とトレーラーそれぞれの連結部分が可動式の、通称ドリー ( ⇒A-Dolly) 式のため、2箇所で屈曲が起こるため後退がほぼ不可能に近く、あまり普及はしていない。