『特警ウインスペクター』(とっけいウインスペクター)は1990年(平成2年)2月4日から1991年(平成3年)1月13日にテレビ朝日系で毎週日曜日8:00 - 8:30に全49話が放送された、東映製作の特撮テレビ番組。「メタルヒーローシリーズ」の第9作にあたる。
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
メタルヒーローシリーズ
通番題名放映期間
第8作機動刑事
ジバン1989年1月
- 1990年1月
第9作特警
ウインスペクター1990年2月
- 1991年1月
第10作特救指令
ソルブレイン1991年1月
- 1992年1月
目次
1 あらすじ
2 概要
2.1 特徴
2.2 スタッフ
3 登場人物
3.1 ゲストキャラクター
4 メカニック・装備
4.1 基本装備
4.1.1 ファイヤー専用
4.1.2 ウォルター専用
4.1.3 バイクル専用
4.2 その他の装備
4.3 本編未使用の装備
4.4 メカニック
5 スーツアクター
6 スタッフ
6.1 主題歌
7 放送リスト
8 放映ネット局
9 映像ソフト化
10 放映枠上の前後番組
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特警ウインスペクターとは、平和を愛し、友情を信じ、人の命を守る為犯罪に立ち向かう、「警視庁特別救急警察隊」のことである!(オープニングナレーションより)
1999年、発達した科学技術は人々の生活を豊かにしたが、それが犯罪に悪用されたり、制御不能に陥って暴走した時に起こる被害も大きくなっていた。そんな事態に対処するために設立されたのが「警視庁特別救急警察隊」特警ウインスペクターである。彼等の目的は犯罪捜査と容疑者逮捕のみならず、犯罪や災害に巻き込まれた人々の命を救うことなのだ。
大きな特徴としては、従来のように大規模かつ明確な敵組織が存在せず、民間の犯罪や災害等から人々を救うという、これまでにあまり類をないコンセプトが挙げられる。敵組織が存在しない理由としては、前作『機動刑事ジバン』終了時、敵組織のスーツを作るほど予算が無かった事が大きなものとされている。その結果として、世界設定自体はSF的ながらストーリーは東映が作ってきた一般の刑事ドラマに近い現実的かつハードな作風のものが非常に多くなっており、(とはいえ、低年齢層からの人気は高かった。)『ジバン』を含め過去の警察組織に所属するヒーローとは異なる独特のリアリティを持っている。こうした点からコアなファンから、本作を熱愛して後にプロになったライターや演出の中には「ウインスペクターはもはや特撮(子供向け番組)じゃない、ドラマだ!!」とまで豪語する者さえいるほどである。
この他、メタルヒーローシリーズとしては初めてとなる、全篇を通しての集団ヒーロー体制が導入されている。それ以前にも、『時空戦士スピルバン』におけるダブルヒロイン(ダイアナレディ&ヘレンレディ)や『世界忍者戦ジライヤ』における元ライバルであり仲間であり助っ人である正義の世界忍者、『超人機メタルダー』における唯一無二の親友であり最大のライバルであるトップガンダーなどの、途中からの参入はあったものの、当初から集団ヒーローとして登場したのは本作品が初となる。本作品以降、メタルヒーローシリーズはこれまでの単独ヒーロー体制から、集団ヒーロー体制へと方向転換することとなる。
ファイヤー・ウォルター・バイクルのデザインは、前作『ジバン』の中盤パワーアップ案で没になったサポートロボットのデザインを流用したものである。その証拠に、腰の部分にデザインされているアルファベットがレゾン、バイカン、スパイラスのイニシャルのL、B、Sになっている。
前作まで石井ゴシック体だったOP・EDのクレジットテロップが、今作より明朝体となり、3作後の『特捜ロボジャンパーソン』まで使用されている。
音楽における大きな特徴は『超人機メタルダー』のメイン劇伴が本作で再びメイン劇伴の一部として流用されている点にある。これに関しては、作曲の横山に本作の為のスコアを新たに書き下ろす前にまず、東映側から「本作にはメタルダーの音楽を是非使わせてもらいたい」という申し出があったという。