特急
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特別急行列車用車両の例
日本国有鉄道183系電車

特別急行列車(とくべつきゅうこうれっしゃ)とは、鉄道における広義の急行列車の一種で、狭義の急行列車の上位に位置する列車種別である。「特別急行」を略して特急(とっきゅう)ともいい、基本的には「特急」で通用している。

鉄道会社鉄道路線ごとに多少の違いはあるものの、概ねその路線で最も早く目的地に到達する列車に与えられる呼称である[1]
目次

1 外国の例

2 特急の訳語

3 JR・国鉄の特別急行列車

3.1 沿革・概要

3.1.1 戦前特別急行列車の創始とその終焉

3.1.2 太平洋戦争後の復活とその後の展開

3.1.3 エル特急の登場とその後の展開

3.1.4 編成について

3.1.5 新幹線列車の扱い


3.2 特急料金

3.2.1 特急料金が不要な区間


3.3 車両

3.4 トレインマーク


4 私鉄の特別急行列車

4.1 有料特急

4.2 料金不要の特急

4.3 「特急」を冠する列車種別のバリエーション


5 特急乗務員

6 鉄道以外における「特急」

7 関連項目

8 脚注

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外国の例

米国には、豪華な列車に、特別料金を支払って乗車する上等客のみを扱うLIMITEDと呼ばれる列車が1910年代から運転されたが、「特急」にぴたりとあてはまる列車種別は無い。

欧州では、古くから特別急行列車の運転が盛んで、イギリスでは19世紀にすでに運転されていた。また、イタリアでは1936年から電車による特急列車が運転された。その後、1957年にはヨーロッパ各地を日帰りで行き来できるビジネスライクなTEE列車網が整備され、これらの列車には特別急行券を必要とした。その後はインターシティInterCity (IC) 列車に変更された。これは都市間連絡を主たる目的とする在来線優等列車であり、かつ平均停車間隔も長いものでは100kmを超えるが、短いものでは20kmにも満たないという点で、現在のJRの特急列車に限り無く近い性質を有していると言える。

21世紀の今日、欧州ではTGV、ICEなどのいわゆる新幹線タイプの特急列車が中心だが、かつては「ラインゴルト」、「ミストラル」、「ゴールデンアロー」、「セッテベロ」などの著名な特急列車が運転され、速度だけでなくその走行区間において、最も豪華な列車として運転されていた。これらの特急列車はほとんどが一等(三等級時代は一、二等)のみで編成され、パーラーカーや食堂車やバー、ブチックやラウンジを備えていた。これらの列車には当然特別急行券を必要としたが、他の列車より高額であったようだ。


特急の訳語

通常、英語訳には、かつての米国の例にならいLimited Expressが当てられるが、米国では鉄道旅客輸送の衰退に伴いほとんど死語になっている。事業者によっては、“Limited Exp.”,“Ltd. Express”,“LTD. EXP.”などがあるが、京王電鉄はSpecial Expressとしている。また、JR九州の特急列車には、車体にIntercityのロゴを塗装してあるものがある。

フランス国鉄では、かつて在来線特急列車の種別名にRapidを用いていた。Rapidは日本では快速列車の訳語である。


JR・国鉄の特別急行列車


沿革・概要


戦前特別急行列車の創始とその終焉

特別急行(特急)列車が設定される前、急行列車より速い列車には「最急行」という種別をつけることがあった。その中でも1906年(明治39年)4月16日に、国有鉄道の新橋駅?神戸駅間で設定された「最急行1・2列車」は、運賃以外に初めて速達サービスのための料金を徴収する列車となるなど、現在の有料特急・急行の元祖と位置づけられるものであった。

「特別急行」の種別を初めて用いたのは、1912年(明治45年)6月に前述した「最急行1・2列車」を区間延長する形により、関釜連絡船を介して中国・欧州などへの国際連絡運輸の一翼を担う「大陸連絡列車」として、新橋駅?下関駅間で運転を開始した1・2列車である。編成内容も一等車二等車のみで展望車が最後尾に連結されるなど、「日本の国威」を対外宣伝するためのような存在であった。1914年(大正3年)12月東京駅が開業すると、1・2列車も東京駅始発となった。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki