牛久大仏
所在地茨城県牛久市久野町2083
位置 ⇒北緯35度58分45.96秒
東経140度13分2.9秒
宗派浄土真宗東本願寺派
本尊阿弥陀如来
創建年平成元年(1989年)
開基興如
正式名牛久阿弥陀大佛
表・話・編・歴
牛久大仏(うしく-だいぶつ、正式名称:牛久阿弥陀大佛)は、日本国茨城県牛久市にある、平成初期に完成の大仏立像。
地上高世界一の石造人型建造物であり、地上高世界一の仏像である。
目次
1 概要
2 構造
3 施設の詳細
3.1 像の基本情報
3.2 内部構造と情報
4 交通
5 フィクション
6 脚注・出典
7 関連項目
8 外部リンク
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平成元年(1989年)に着工し、同5年(1993年)に完成した。
真宗大谷派(本山:京都市下京区にある真宗本廟、通称:東本願寺)から分離独立して1988年に結成された浄土真宗東本願寺派(本山:東京都台東区浅草にある東本願寺)の霊園に面して造られている。 その姿は同寺の本尊である阿弥陀如来像のスケールモデル、すなわち、忠実な拡大模型の形をとっている。
『ギネスブック[1]』も公認する世界一の大きさ(全高120m、像高[2]100m、台座20m)の仏像である。 奈良の大仏(東大寺盧舎那仏像。像高[3]14.98m)が掌(てのひら)に乗り、米国ニューヨーク州にある自由の女神像(全高93m、手を掲げた姿勢の像高46.05m)の実質的な像高(足元から頭頂までの高さ33.86m)の3倍近くと、他の像と比べても突出して大きいことが分かる。 なお、近代以前に造営されたものとしては中国明代の磨崖仏である楽山大仏の像高59.98mが世界最大である。 また、大型の人型建造物を含む長さの比較資料としては「1 E1 m」「1 E2 m」が詳しい。
施工は川田工業株式会社による。 建築にあたっては主に高層ビルで用いられるカーテンウォール工法が採用された[4]。
まず中央に、大仏全体の重量を支える役割を果たす鉄骨の主架構を組み上げる。 次に、主幹の役割を果たすこの鉄骨の周囲に、枝を生やすように、あらかじめ地上で作っておいたブロックを組み合わせていく。
高さ100mの仏像本体は20段の輪切り状に分割して設計されており、さらにそれぞれの輪切りが平均17個のブロックに分割されている。 加えて、各ブロックは平均1.5m四方の青銅製の板金を9枚程度並べて溶接し、下地となる鉄骨と組み合わせることで作成された。 この下地鉄骨が、複雑な形状をとりながら主架構と青銅板との間を繋ぎ、樹木でいうところの「枝」に相当する役割を果たしている。
仏像表面の青銅板は葉のように浮いているだけであり、巨大な質量を支える必要がないため、6mm程度の厚みしかない。 これは、銅板で全体の重量を支える奈良の大仏などとの大きな違いである。
特に形状が複雑な両手部分についても、別に地上で組み上げ、巨大クレーンを用いて吊り上げられた。
像の表面には、これを覆い尽くすための青銅板、その数6,000枚以上が用いられている[5]。 そのため、像の表面を注意深く見れば正方形のタイル状の継ぎ目を確かめることができる。 これらブロックの継ぎ目部分には隙間があり、台風や地震、気象変化による板金の伸び縮みに対して構造上の余裕を持たせる役目を果たしている。
大仏の胸部にあたる地上85mまではエレベーターで上る事ができ、茨城県を展望可能である。 ただし、像自体の美観の問題から広々とした展望台は設けられておらず、胸部からの景色はスリット状に設けられた小窓から見ることになる。
像の基本情報
構造:石造青銅板張立像
全高(地上高):120m
像高(立像の場合、本体の長さ):100m
台座の高さ:20m (うち、基壇部は高さ10m、蓮華座は高さ10m・直径20m)
総重量:4,000 t (うち、本体重量:3,000 t、外被青銅版の総重量:1,000 t)
顔の長さ:20.0m
目の長さ:2.5m 口の長さ:4.0m 鼻の長さ:1.2m 耳の長さ:10.0m