熱帯モンスーン気候(ねったいモンスーンきこう)は、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで熱帯に属する。記号はAm。Amのmは、この気候がAfとAwの間に位置することからドイツ語の「mittelform」(中間)に由来する。
目次
1 この気候のあらまし
2 この気候の成立条件
3 分布
3.1 分布地域
3.2 典型的な都市
4 気候の特徴
5 土壌と植生の特徴
6 産業の特徴・その他
7 出典
7.1 脚注
8 関連項目
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赤道から北回帰線の間、モンスーンの影響を受ける海岸部に分布。雨季の雨量は熱帯雨林気候と変わらないが、モンスーンの影響による乾季があり多少乾燥する。植生はおもに落葉広葉樹からなる。アジアでは稲作が盛んで、他にはバナナなどの果物、サトウキビの栽培などが行われている。稲作中心の地域では人口密度が高くなっている。
この気候の成立条件ジャカルタの雨温図
最寒月平均気温が18℃以上。(ヤシが生育できること)
年平均降水量が乾燥限界以上。
最少雨月降水量が60mm未満 かつ (100-0.04×年平均降水量)mm以上。
「最少雨月降水量が60mm未満 かつ (100-0.04×年平均降水量)mm以上」という条件から「100-0.04×年平均降水量」の値は60未満である必要があるため、この気候に属する地域の年平均降水量は1,000mmを超えていることになる。
赤道・低緯度地域に点々と分布する。熱帯雨林気候からサバナ気候への移行地域となる。
インドシナ半島東岸、西岸からマレー半島北部まで
フィリピン諸島西岸
ジャワ島東部、スラウェシ島南部からタニンバル諸島・ニューギニア島南部にかけて
ニューカレドニア島の一部、フィジーの一部
インド南部の西岸、モルディブ
マダガスカル北岸・南岸、マスカレン諸島の一部、コモロ諸島の一部
アフリカのギニア湾沿岸、コンゴ盆地の一部
中央アメリカのカリブ海・メキシコ湾沿岸、カリブ海諸島の一部
ギアナ高地、南アメリカのセルバ周辺部からアマゾン川河口にかけて
ブラジル東岸の一部
典型的な都市
ジャカルタ(インドネシア)
マナウス(ブラジルアマゾナス州)
マイアミ(アメリカフロリダ州)
フォール・ド・フランス(フランス海外県マルティニーク)
パナジ(インドゴア州)
ケアンズ(オーストラリアクィーンズランド州)
気候の特徴乾季のパラワン島のヤシ林フィリピン・コルディリェーラの棚田群