潤滑剤(じゅんかつざい)とは、摩擦熱や摩耗を防ぐために使用する物質のこと。減摩材ともいう。機械の可動部分に塗って相接する固体の摩擦を減らし、摩擦熱や摩耗を防ぐ。
人類は、有史以前から火を起こすなど積極的に摩擦や摩耗を利用してきた。しかしながら、産業革命が本格化する18世紀まで摩擦自体が学問として体系的に研究されることはほとんどなかった。1965年にイギリスでまとめられた摩擦や摩耗による損害を推定した報告書(ジョスト報告)の中で、ピータージョストは適正な潤滑を行なえば51,500万ポンドの節減が可能であると報告し、摩擦摩耗潤滑の技術の重要性が認識されるようになった。これがトライボロジーの始まりとされることもある。
しかしながら、理論研究こそ最近まで行われなかったものの、人類が試行錯誤しながら潤滑油を作って来た歴史は非常に古い。古代エジプトでは、石像を動かすのにオリーブ油が用いられたことを示す壁画がある。現在主力である石油系潤滑油のほとんどは、油田が発掘された19世紀後半以降開発されたが、BC400年代のヘロドトスの「歴史」には石油の精製法とその利用方法が記載されている。旧約聖書にも石油についての記述が見つかることが知られている。
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更新日時:2008年4月12日(土)21:48
取得日時:2008/09/06 10:52