港湾都市(こうわんとし)とは、港湾を中心に河川や海の水上交通の要地に発展した都市のことを指す。
日本の港湾都市については港町を参照のこと。
目次
1 概要
2 代表的な港湾都市
3 参考資料
4 関連項目
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古代に繁栄した都市の多くが河川や海沿いにあったことからも水域と文明の関係はきわめて重要であることがわかる。古代世界では多くの場合、陸上交通より水上交通のほうが移動速度が速く大量輸送が可能であった。そのため、海や河川・湖に面した船舶の停泊に適した陸地に人々が集住し、内陸方面と水上方面とを結ぶ交易市場として発達した。そうした集落は都市へと成長して港湾都市と呼ばれるようになった。港湾都市の形成されることが多い場所には、入り江や河口付近、岬付近などが挙げられる。港の周辺の水域で海産物を捕獲することができれば、港は漁港としての役割を果たした。
古代以降の港湾都市の多くが地形を活かした自然発生的なものが多いのに対し、近世以降の港湾都市は、埠頭を中心に港湾建設がきわめて大規模かつ緻密に設計されたものとなっている。近世以降の港湾都市では、後背地が工業地帯である場合は工業都市としての機能を有した。
現代においては、港湾が狭い意味での港としての機能を果たすだけではなく、ウォーターフロント開発や、後背地(背後地、hinterland)開発を中心に、市民生活や経済における役割を拡大させて極めて機能が多様化している。近年は、英米におけるロンドンやサンフランシスコのように、港湾機能の大半を失いながらも、市民による文化・芸術・観光・情報発信等、港湾都市機能を多様な形で展開している港湾都市が多い。
地域区分の方法はいくつかあるものの、港湾機能の中心である「港湾区域」・「港湾都市区域」・「後背地」という分け方をすることが多い。
代表的な港湾都市シンガポール港
ベルゲン
リューベック
リバプール
ロッテルダム
バルセロナ
マルセイユ
ナポリ
シアトル
サンフランシスコ
ロサンゼルス
シカゴ
ニューヨーク
ポルト・アレグレ
リオデジャネイロ
アカプルコ
シドニー
高雄
香港
上海
釜山
ほか
参考資料
北見俊郎著、喜多村昌次郎・北見俊郎編 『港湾都市』 港湾研究シリーズ(9)、成山堂書店、1993年
田中豊治著 『ヴェーバー都市論の射程』 岩波書店、1986年
大東文化大学経済学会経済論集に掲載された田中豊治各論文
関連項目
海運
ハンザ同盟
プール・オブ・ロンドン
ドックランズ
カテゴリ: 港湾都市
更新日時:2008年5月15日(木)16:45
取得日時:2008/07/05 19:33