混血
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混血(こんけつ)とは、何がしかの分類上に於いて、異なると考えられている枠組み(人種民族等)に属する同士の交配ないし性交の結果によってが生れる事。またはその生まれた子を指してこう呼ぶ。

特に人間)を指してこのように呼ぶ場合は蔑称として使われる危険性が伴う[1]

動物に於いてこのように言われる場合は交雑種(雑種)ないしあいのこといい、家畜の場合は人間にとって都合のいい形質を作るために、人為的に行われる。

目次

1 概説

2 人間社会における混血

2.1 日本社会における混血


3 人間以外の混血

4 脚注

5 関連項目

6 関連文献

7 外部リンク

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概説

人間の場合は人種または民族の異なる父母の間に生まれた子を指してこのように呼ぶ。人種や民族といった形質や文化を、血液遺伝子)に象徴させた語で、「血と血が混ざり合う」というイメージで捉えられることが多い。違う人種や民族の父母の間から生まれた子供を混血児という。動物の場合も同様である。

一般に生物は、近隣種を除いては交雑できないか、子が生まれても不妊になる場合が多い。これは精子卵子の表面にあるタンパク質によるカギ構造などに由来するとされ、遺伝的隔たりが大きい生物種間で交配を行うことは、単純な性交によっては不可能である。ただ亜種という極めて近いレベルの近隣種同士は交配が可能で、生まれた子には双方の遺伝的性質が現れる場合が多い。


人間社会における混血

人間に於ける混血とは、人種や民族などの単位で、異なるグループに属する者同士を親として持つ人々のことである。

人間社会は古くから人種差別民族紛争民族差別などの問題を持っているが、人種の違いは僅かな遺伝形質(皮膚の色や髪の色・顔付き・体格といったような物)の組み合わせによる差異であるり、民族は本質的に文化によって構築され、区別されている。このためヒトという生物は、生物学的には同種であり、如何なる人種・民族にあっても交配可能である。

しかしヒトは社会的動物であり、各々の人種・民族の単位で結束が固い社会にあっては、これら混血の人々が差別の対象とされやすい。特に双方の人種・民族の間に深い軋轢のある社会においては、彼ら混血の立場にある人の社会的地位が問題になる場合がある。一方で、相互の人種・民族間において友好関係がある場合や、一方の人種・民族にもう片方の人種・民族が憧憬(を抱いている場合、その憧憬を抱く側が、混血者を尊重や憧憬の対象と見なす場合ある。

また、2種類の人種・民族だけではなく何種類の人種・民族から生まれる場合も混血という。特に古くから国際的な交流があった地域や、または他民族の流入が激しかった地域では、人種・民族などの混乱や交雑がみられる。この場合は、自らの民族的ルーツを模索し、自らの価値観(好み)に沿う民族文化を選択するケースもある。

混血の対義語は純血である。この表現もまた人種や民族の違いを象徴させた語であるが、三代まで遡るという考え方もあるものの「純粋な人種・民族」という事柄の定義は困難である。民族主義ナショナリズムと結びついた用い方がされる場合がある。


日本社会における混血

現在、日本では一般に「ハーフ」と呼ばれる。現在の「ハーフ」という呼称は、1970年代に活躍した「ゴールデンハーフ」というアイドルグループの名称に起源があるとされ、そのため「ハーフ」といえば、初期は女性を指していると解する人もいた。おもに「日本人(大和民族だけとの解釈もある)と外国人(アイヌ人在日韓国人などを含むことがある)の子供」として用いられる。戦後生まれの有名な芸能人としては山本リンダが挙げられる。

日本において特に社会的に注目されるようになったのは、戦後、連合国軍兵士との間に生まれた人々である。当時は「混血児」や「あいのこ」と呼ばれ、当時の女性の就業事情から、その母親が水商売を行っていた場合が多かったこともあり、周囲から好奇の目を向けられた。差別やいじめの起因となることから「混血児」という呼称の使用は避けられるようになったが、1972年沖縄が日本政府の施政下に戻ったとき、沖縄の「混血児」が注目された。以降、沖縄の混血児は軍事基地と関わる社会問題と語られることが多く、その文脈で語ることは、沖縄社会に住む人にとって不名誉な烙印ともなっている。

1980年代初頭には、無国籍問題などで注目されたが、1984年国籍法改正により、無国籍問題として注目されることは無くなった。1980年代以降、国際結婚で生まれた子供ということから、一部から「国際児」という呼称も使われ始める[2]が、現在は教育学研究者が主に用いている。

1990年代に入り、「ハーフ」という呼称の語源に「半分」という意味があることから、差別用語ではないかとの意見が現れた。そして、2つのルーツ(出自)を持つという意味から「ダブル」という呼称を採用しようとする動きが親から出始めた。しかし、「ダブル」は、二倍の存在であるとはおこがましい、複数のルーツを持たない人を「シングル」として逆差別している、実際には一つの文化のもとに育った人や、2つ以上のルーツを持つ人に当たらない表現である、「ふたつの純血があわさったもの」、というニュアンスへの違和感[3]などの批判がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Mamenoki