水晶
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石英

分類酸化鉱物
組成SiO2
晶系低温型:三方晶系
高温型:六方晶系
無色透明、白色
条痕
光沢ガラス光沢
蛍光なし
硬度7
比重2.65
劈開なし
断口貝殻状
ウィキプロジェクト 鉱物
 ・編・歴 

石英(せきえい、quartz、クォーツ)は二酸化ケイ素 (SiO2) が結晶してでできた鉱物。六角柱状のきれいな自形結晶をなすことが多い。中でも特に無色透明のものを水晶(すいしょう、クリスタル)と呼び、古くは玻璃(はり)と呼ばれて珍重された。

1気圧、573℃で低温型石英から高温型石英に転移する。高温型石英は六角柱面を持たない。さらに高温では、鱗珪石相転移する。

主要な造岩鉱物であり、花崗岩などの火成岩に多く含まれる。

石英を成分とするは珪砂(けいしゃ・けいさ)と呼ばれ、石英を主体とした珪化物からなる鉱石珪石(けいせき)と呼ばれる。

また4月誕生石である。石言葉は「完璧・冷静沈着・神秘的」。
目次

1 産出地

1.1 水晶鉱山


2 性質・特徴

2.1 色つき水晶

2.2 変わり水晶

2.3 その他の名称


3 用途・加工法

4 文化

4.1 山梨県と水晶


5 関連項目

6 外部リンク

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産出地

石英は地殻を構成する非常に一般的な鉱物で、火成岩変成岩堆積岩のいずれにもしばしば含まれる。水晶としては、花崗岩質ペグマタイト熱水鉱床などに産出する。

砂は岩石風化することにより生じるが、石英は風化に強く、砂は石英主体となる事が多い。一般的に、砂漠砂丘の砂は石英が主成分となる。

砂埃(すなぼこり)には石英が含まれている。石英は硬度7なので、プラスティック金属・車の塗装などは砂埃で容易に傷ついてしまう。そのため、宝石は石英より硬度の高いものが選ばれていることが多い。これは砂埃などで簡単に傷ついたりしては困るからである(ただし生体起源の宝石である真珠珊瑚は例外)。


水晶鉱山

アメリカアーカンソー州

山梨県・乙女鉱山

ブラジルミナスジェライス州


性質・特徴

石英の非常に細かい結晶が緻密に固まっているものを玉髄という。不純物によっていろいろな色となり、紅玉髄緑玉髄瑪瑙碧玉などと呼んで飾り石とする。

水晶に不純物が混じり色のついたものを色つき水晶という。インクルージョン(内包物または包有物)を含んだり、結晶の形が変わって見えるものを変わり水晶という。色つき水晶は準貴石として扱われる。変わり水晶はコレクターに人気がある。

水晶は、代表的な圧電体であり、圧力が加わると電気が発生する。このために初期のレコードプレーヤーピックアップに使われた。今日、水晶の圧電性は、水晶発振器として最も活用されており、時計が単に「クォーツ」(水晶の英名)としばしば呼ばれるのは、水晶発振器を利用した時計が最も多いからである。この原理を利用して、水晶微量天秤 (QCM) と呼ばれる微量質量を正確に測定するための装置の研究が行われている。


色つき水晶

水晶の発色原因は主に不純物の混入と放射線による結晶格子欠陥によるもので、主要構成元素によるものではない。紫水晶、黄水晶、煙水晶、黒水晶の発色原因はいずれも、不純物欠陥に電子(または正孔)が捕獲され特定のエネルギー準位をもつもの(色中心、カラーセンターという)で、紫水晶、黄水晶はイオン、煙水晶、黒水晶はアルミニウムイオンが関連している。
紫水晶(amethyst、アメシスト)
紫水晶(むらさきすいしょう)は紫色に色づいた水晶。紫色の発色はケイ素を置換した微量の鉄イオンによる色中心が原因と考えられている。尖っていて、細長く装飾品に使われる場合は研磨される場合が多い。
黄水晶(citrine、シトリン)
黄水晶(きすいしょう)は黄色に色づいた水晶。黄色の発色は紫水晶と同じように鉄イオンによる色中心が原因で、黄水晶と紫水晶の色の違いは色中心のエネルギー準位が違うと考えられている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:Smilegreen