水タバコ(みずタバコ)はアラビアで発明され、イスラム圏で大成した喫煙具の一種。水煙管(みずぎせる)や水パイプ(みずパイプ)とも呼ばれる。
目次
1 概要
2 日本での普及状況
3 各地での名称
4 人体への影響
5 関連項目
6 外部リンク
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概要水タバコ用の煙草:糖蜜などで固めてある。
後述のように各地で呼び名は異なるものの、専用の香り(フレーバー)付けがされたタバコの葉に炭を載せて熱し、出た煙をガラス瓶の中の水を通し吸うという基本的な構造は同じである。大きさは小さい物で高さ30cmからあり、一般的な物は60?80cmほど、大きい物では1mを超すものも多い。また、フレーバーには果物からスパイス、花、コーヒー、ガムなど多くの種類がある。
1回の燃焼時間が1時間程度と長く、重さもあり気軽に持ち運びはできない。そのため、紙巻きタバコが普及している日本等ではあまり知られていないが、煙が水を通る間に多少冷やされることもあって、昼間の気温が高いインドや中近東で人気がある。特に中近東では喫茶店に置いてあることが多く、昼間喫茶店で男性が水たばこを嗜む姿を良く見かける。
1人ではなく何人かでゆっくりと味わいながらお茶や雑談をするという様式に合わせられた珍しい喫煙具でもある。
従来より日本でも個人的に、もしくは知り合い同士で水タバコを嗜む愛好者は、中近東地域を訪れた長期滞在者や旅行者を中心にある程度存在していたものと思われる。また、日本でバブル期以降に増えた各国料理店のうち、イラン料理、トルコ料理、エジプト料理やレバノン料理などを提供するレストランでも水タバコを扱うところが僅かながら存在していた。(定番の品としてメニューに載っている場合から、数名以上の予約グループ限定、といった具合で状況には多少バラつきがある。)
これらの状況に加えて、近年の欧米諸国でのブームを受けて日本でもおしゃれな若者文化の一種として新たに注目を集めつつある[要出典]。その結果、前述の各国料理店以外にも水タバコを提供する場所(主に個人経営によるカフェバーなど)が首都圏では着実に増え、若年層を中心に人々の認知度も高まりつつある[要出典]。
また、最近ではネット通販で水タバコ関連の商品を個人輸入販売している業者も多く、日本で容易に入手できるようになった事も愛好者増加の一助であるといえる[要出典]。
日本ではドイツ製のシンドバットという銘柄がタバック(ノンフレーバー)・アップル・ストロベリー・バニラ・ピーチの5種類の販売されている。
各地での名称エルサレムの市場で水タバコを売る店エルサレムの市場で売られている水タバコ
シーシャ(アラビア語:????)
エジプトを始め北アフリカのマグリブ諸国で主に用いられる名称。ペルシア語で「ガラス」を意味する「????」(シーシェ)が語源だと考えられている。
フッカー(ヒンディー語:????????、ウルドゥー語:????)
インドやパキスタンで主に用いられる名称。これが植民地期に英語へ伝わった「hookah」(フーカー)は現在の英語圏で広く用いられる名称となっている。語源はアラビア語で「(小さめの)箱、容器」などを意味する「???」(フッカ)だと推測される。
ナルギレ(トルコ語:nargile)
現在のトルコで用いられる名称。トルコ以外にも、これと同系統の名称がシリア地方やバルカン半島など幅広い地域で用いられるが、なかでもアラビア語においては以下のように多少ヴァリエーションがある。
ナルギーレ、ナルジーレ、ナルギーラ、ナルジーラ (?????? / ???????)
アルギーレ、アルジーレ、アルギーラ (??????)
ナルギール、ナルジール (?????)
※同じ綴りでも読み方がそれぞれ複数あるのは、アラビア語の口語(アーンミーヤ)においてジーム「?」("j"または"g")や語末のターマルブータ「?」("a"や"e"など)の発音が異なるためである。
この他に、ヘブライ語「??????」(ナルギーラ)、ギリシア語「ναργιλ??」(ナルギレス)、ブルガリア語・ロシア語「наргиле」(ナルギレ)など、数多くの言語・地域で用いられる。 この系統の名称の語源はペルシア語で「ココナッツ」を意味する「??????」(ナールギール)、また更に遡ると同じような意味のサンスクリット語「???????」(ナーリケーラ)などインド亜大陸地域の言葉(特にドラヴィダ諸語)に求められるとされている。 この語源はインドで従来麻の煙を吸う際の道具として中身をくりぬいて水を入れたココナッツの殻が使用されていた事とも一致する。
ガリヤーン(ペルシア語:?????)
現在のイランで主に用いられる名称。現代ペルシア語の(主に首都テヘラン方言の影響を受けた)口語では「ガリユーン」(?????)となる事も多い。