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半狭
半広
広
記号が二つ並んでいるものは、右が円唇、左が非円唇。
母音(ぼいん)とはことばを発音するときの音声のひとつで、声帯のふるえを伴う有声音であり、舌、歯、唇または声門で口からの息の通り道を完全に、部分的にあるいは瞬間的に閉鎖したりせず、また息の通り道を狭くすることによって息の摩擦音を伴うこともない、ある程度の時間、声を保持する持続音である。子音の対立概念であり、英語のvowelからVと略して表される場合がある。
目次
1 分類・定義
2 音節
3 二重母音
4 長母音
5 鼻母音
6 緊張
7 r音化
8 母音に類似した子音
9 日本語の母音
10 母音の種類
10.1 前後
10.2 上下
10.3 円唇性
11 関連項目
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母音の音色を決定するのは舌の形と唇の形、あごの開閉度である。そこで調音音声学では、母音を分類する基準として、唇の丸み加減、舌の最上部の前後と舌の最上部の高低の位置が使われる。これらのの状態によりIPAによって基本母音が定められている。ただし、これは物理的に舌の位置をはかったものではなく、聴覚印象上の音の距離によって決められたものである。
唇の丸みを伴ったものを円唇母音、そうでないものを非円唇母音(または平唇母音)と呼ぶ。
舌の盛り上がりの頂上の位置が前舌であるものを前舌母音、後舌であるものを後舌母音、その中間であるものを中舌母音と呼ぶ。
舌の頂上の位置を高低により4つに分類し、最も高いものから狭母音(高母音)・半狭母音(半高母音)・半広母音(半低母音)・広母音(低母音)と呼ぶ。
母音は、単独で、あるいはその前後に1個または複数の子音を伴って、一つの音節を構成する。
一つの母音の発声中に調音を変えるものを二重母音と呼ぶ。三種類の調音があるなら三重母音と呼ぶ。二重母音・三重母音はあくまで一つの母音であり一音節であるが、単なる母音の連続は複数の音節となる。
母音はその持続時間の長さの違いによって長母音と短母音に分けられる。言語のなかには長母音と短母音の区別により意味の弁別を行うものがある。日本語もその代表であり、長母音を含む音節を長音と呼んでいる。なお、習慣的に長母音・短母音と呼ばれていても実際には長さが弁別的ではない場合がある。アメリカ英語の [i] と [?] (bead [?bid], bid [?b?d]) などがこれに当たる。なお英語では bead [?bi?d], beat [?bi?t?] のように後続子音の発声の弁別にも用いられる。