欧州原子核研究機構(おうしゅうげんしかくけんきゅうきこう、CERN) は、スイスのジュネーヴ郊外にある、世界最大規模の素粒子物理学の研究所である。
「欧州合同原子核研究機構」、「欧州合同原子核研究機関」、「ヨーロッパ合同原子核研究機構」、または「欧州原子核共同研究所」などとも呼ばれる。研究内容が素粒子物理学を中心としていることから、「ヨーロッパ素粒子物理学研究所」、「欧州素粒子原子核研究機構」などの通称もある。
目次
1 所在地
2 名称について
3 活動
3.1 素粒子・原子核物理学研究
3.2 情報技術
3.3 対外活動
4 関連するもの
4.1 施設
4.2 関係国
4.3 メンバー国
4.4 非メンバー国
4.5 オブザーバー国・団体
4.6 利用者
5 関連項目
6 外部リンク
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スイスのジュネーヴ西方にある、スイスとフランスの国境をまたぐ地域に、2つの研究地区といくつかの実験施設がある。
地下には 全周 27km の円形加速器・「LHC」が、国境を横断して設置されている。
研究地区は、スイス側にメイラン地区(ただし、敷地の一部はフランス領地)、フランス側にプレバサン地区がある。これら研究地区の外に広がる地下実験施設の運用、およびそこへの出入りのために、主にフランス側に実験地区が点在している。
正式名称は CERN (サーン、セルン)、もしくは英語で European Organization for Nuclear Research、フランス語で Organisation Europ?enne pour la Recherche Nucl?aire がある。
別称として、European Laboratory for Particle Physics や Laboratoire Europeen pour la Physique des Particules が用いられることもある。
"CERN" という名称は、研究所設立準備理事会(フランス語: Conseil Europ?en pour la Recherche Nucl?aire)の頭文字に由来する。研究所設立以後、また改称以後も、呼称は CERN のままとなっている。
加速器を用いた素粒子物理学および原子核物理学の研究のほか、研究に必要な有用な技術の開発などを行っている。
本来の素粒子物理学や粒子加速器の実験や研究よりも、文献の検索および連携のために考案された言語であるHTML 、インターネット通信のために定めた規則(Hypertext Transfer Protocol 通称:HTTP)、 World Wide Web (通称: ウェブ)発祥の地として知られる。この発明はいずれもイギリス人技術者ティム・バーナーズ・リー(Tim Berners-Lee)によって考案された。当初、彼は各国に散らばっている実験者が瞬時に情報にアクセスできるように、しかも同時に多くのコンピュータ間で同じ情報が共有できるようにと願ってWebを開発したのであるが、彼のもたらした効果は今やCERNのみに留まらず、全世界に拡がっている。
対外活動
CERN では、研究の啓蒙活動の一環としてガイドツアー・各種設備を直接手で触れることができる体験学習・展示会・教育者向けの各種トレーニングを催している。
施設
粒子加速器
低速反陽子蓄積リング
陽子シンクロトロンブースター
陽子シンクロトロン
インターセクティングストレージリング
スーパー陽子シンクロトロン(SPS)
大型電子陽電子コライダー(LEP)
大型ハドロンコライダー(LHC)
CERN はメンバー国(欧州の20か国)により運営・利用されているが、それ以外の国々(非メンバー国)からの利用も受け入れている。
メンバー国
1954年設立時の国: スイス・ドイツ・ベルギー・オランダ・デンマーク・ノルウェー・スウェーデン・フランス・イタリア・ギリシャ・イギリス
1959年6月: オーストリア
1983年11月: スペイン
1985年7月: ポルトガル
1991年1月: フィンランド