クリ属
Castanea
ヨーロッパグリ Castanea sativa
分類
界:植物界 ⇒Plantae
門:被子植物門 ⇒Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:ブナ目 Fagales
科:ブナ科 Fagaceae
属:クリ属 Castanea ⇒Mill.
種
9種(本文を参照)
ウィキメディア・コモンズには、 ⇒クリ属 に関連するマルチメディアがあります。栗の花- 撮影2008年6月中旬、千葉県
クリ(栗)は、ブナ科クリ属の木の総称。落葉樹。種子を食用にする。北半球の温暖で湿潤な地域に広く分布している。
目次
1 概要
2 種
3 調理、栗を使った料理
4 クリをモチーフにしたキャラクター
5 木材としての栗
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ほとんどの種は樹高20 - 40mにもなるが、 チンカピン類は小型で灌木状になる。葉は単葉で卵型または倒卵形、葉の長さは10 - 30cm、幅は4 - 10cm。葉の縁には間隔の広い、鋭く尖った鋸歯があり、鋸歯と鋸歯の間は浅く凹んでいる。花は白っぽい尾状花序を成し、男性の精液の臭いとも評される重たく不快な臭いがある。果実は直径5 - 11cmでいがに覆われ、1個から7個の種子が入っている。花崗岩質や結晶片岩質の酸性土壌を好み、石灰岩質などのアルカリ性土壌には生えない。
クリの実のことを「マロン」と呼ぶ場合があるが、本来はトチノキ科のマロニエの実のことである。かつてマロニエの実を使ってマロングラッセを作っていたが、後にクリの実で代用するようになった結果、マロンにクリの意が生じたといわれる。
種
Castanea alnifolia - Bush Chinkapin - ワイセイチカンピン(北米)
Castanea crenata - Japanese Chestnut - ニホングリ(日本、朝鮮半島南部)
⇒Castanea dentata - American Chestnut - アメリカグリ(北米)
Castanea henryi - Henry's Chestnut - ヘンリーグリ(中国)
Castanea mollissima - Chinese Chestnut - シナグリ(中国)
Castanea ozarkensis - Ozark Chinkapin - オザークチンカピン(アメリカ合衆国)
⇒Castanea pumila - Allegheny Chinkapin - チンカピングリ(アメリカ合衆国)
⇒Castanea sativa - Sweet Chestnut - ヨーロッパグリ(欧州)
Castanea seguinii - Seguin's Chestnut - モーパングリ(中国)
調理、栗を使った料理夜店における甘栗の調理風景。高温の小石により蒸し焼きにして調理する。調理器具内には攪拌するための回転羽があり、栗の実に満遍なく火が通るようになっている。
実は茹でるか焼くかすれば食べられるようになる。南ヨーロッパの森林地帯では、栗の実を乾燥して粉にしたものを小麦粉の代用品にしていた。
日本では栗を干した後に搗(つ)いて殻と渋皮を除去したカチグリ(搗栗)が利用されていた。カチグリは名前が「勝ち」につながるため武家の縁起物とされた。日本在来種の栗は渋皮が取れにくくカチグリにするための手間がかかるため、近年では渋皮の取れやすい海外産の栗が安価なカチグリの原料とされている。
焼き栗 - 日本では天津甘栗が有名。またフランスやイギリスでは日本の焼き芋の様に屋台で売られる冬の風物詩である。
栗きんとん
栗御飯
栗饅頭
栗羊羹
マロングラッセ
モンブラン
栗のポレンタ
クリをモチーフにしたキャラクター
しまクリーズ(ソフトバンクモバイル)
あまぐりちゃん(サンエックス)
栗の樹は硬く耐久性が高い。木材としては高級品の部類に入る。また、耐久性の高さから風雨にさらされる鉄道の枕木に用いられる。また、かつては銃床の材料として広く用いられた。
加えて、漢字が「西」と「木」の組み合わせであることから西方浄土になぞらえて位牌などの仏具に使用されることも多い。 カテゴリ: 種実類 | ブナ科 | ヨーロッパの食文化 | 木 | 花粉症
更新日時:2008年8月16日(土)11:10
取得日時:2008/08/18 20:57