本記事では日本における警察官について説明する。
目次
1 呼称
2 法的な定義
3 警察官の階級
3.1 官名
3.2 警察官の階級の変遷
3.3 警察官男女比率
4 権限
5 義務
6 制服の変遷
6.1 かつての制服
6.2 制服
6.2.1 冬服・合服
6.2.2 夏服
6.2.3 活動服
7 警察官の宣誓
8 警察関連法・規定(重要・関連部分のみ抜粋)
8.1 警察法
8.2 警察官職務執行法
9 有事・災害対策関連法(関連部分のみ抜粋)
9.1 災害対策基本法
9.2 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(国民保護法)
10 住居
11 参考文献
12 関連項目
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呼び方としては、警官(けいかん)、お巡りさん(おまわりさん)、これに加えて女性の場合は婦警さん、女警とも呼ばれる。
また俗語ではマッポ、チャバオリ、カンケン、サツ、ポリ、ポリ公、PM(ピーエム)とも呼ばれる。しかし、カンケンやマッポという呼び方・言い方は最近では殆ど見られず極一部の者が使用するのみである。世間一般では警官(けいかん)、お巡りさん(おまわりさん)と呼ばれるのが一般的。マッポ、カンケン、お巡りさんという言い方は明治時代から使われてきた呼称だが、この中で今も一般的に使われる呼称はお巡りさんのみである。
警官とは、部隊活動にあたる警察官の集団を「警官隊」等という形で使用していたマスコミ用語であり、根拠となる規定もなく、正式な呼称ではない。
お巡りさんとは、明治時代交番がなかった頃、警察署や分署を活動拠点として、立番・警らに従事していた制服警察官が良く歩き回って警戒するところから呼ばれるようになった尊称である。郡部では「さん」をとって「お巡り」と呼ぶことも多いが、「巡査」程度の意味合いで蔑称ではない。
マッポは警視庁の警察官には伝統的に鹿児島出身者が多いことによる“薩摩っぽ”から。ちなみに、明治の初期、旧薩摩藩の不平士族が征韓論の一件で下野した西郷隆盛を首領に挙兵した西南戦争に際しては、その鎮圧にあたったのが警視庁抜刀隊である。抜刀隊には、かつて戊辰戦争にて薩長政府より朝敵とされた旧会津藩の旧士族が多く、官軍と賊軍の立場が入れ替わるという歴史の皮肉さを感じさせた内乱であった。しかしながら、抜刀白兵戦で真価を発揮する薩摩武士の示現流を破ることは出来ず、抜刀白兵戦に参加した警視庁抜刀隊は、実際には薩摩藩出身者が多く、それ以外の旧士族のほとんどは戦死しているなどしており、抜刀隊仇討ち説は視点に見誤りがある。さらには茨城県や福島県会津若松市出身の警察官が多いことから茨城県出身の警察官を茨城巡査と呼ぶ俗称もある。「鹿児島警視に茨城巡査」と言うと、出身藩による昇任差別、階級固定を指す意味がある。
カンケンは“官憲”から。
サツは暴力団他ヤクザ用語。また報道関係者を中心にサツカンと呼ぶ場合もある。
ポリの「ポリ」は英語のpoliceの短縮から。主に関西で蔑称的に使われる。またそれを和らげる意味でポリさんと呼んだりもする。また、教師をセン公と呼ぶ蔑称にかけてポリ公と呼ぶこともある。
女性警察官の場合は「お巡りさん」と呼ぶこともあるが、「婦警さん」、「婦警」、「女警」、「女警官」と呼ぶことのほうが多い。お巡りさんという言い方では男女十把一絡になってしまうので、女性警察官のみを指して呼ぶ場合は「女警」「婦警さん」と呼ぶのが一般的である。警察内では総称する場合は単に「警察官」と呼び、区分けして呼ぶ必要のある場合は「女性警察官」もしくは「女子警察官」と呼ぶ。
また、女性警察官は制服着用の公務員の中でもとりわけ活動的で短いスカートが標準となっている為、その外観から外勤で市民に接する機会の多い女性警察官は俗称で「ミニスカポリス」とも呼ばれる。これは1980年代のミニスカートブームにひっかけて呼ばれ始めたといわれている。
ミニスカポリスという呼称は女子アナと同じように一定年齢以上の女性警官に対しては使われることが少ないが、外勤の多い女性警察官は初任もしくは現場研修中の警察官であることが多いことから大半が20代ばかりとなる為、そう呼ばれることが多い。
警察組織では職務上、部隊行動上の理由で男女別に分けて名称を用いる必要性が多いので、その際には男警、女警を用いる。